年賀状を手作りでアレンジ&デコレーションするアイデア10選!
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年賀状は、お世話になった方や普段なかなか会えない方にご挨拶できる貴重なコミュニケーションツール。送る相手のことを考えながら年賀状を作ったり、子どもと楽しく年賀状を作成したりする時間もひとつの思い出になります。
しかし、デザインや文言を考えたり、印刷したり、年賀状作りが大変という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、大人から子どもまで楽しめる手作りアレンジ年賀状や、動画QRシールを使った新しいタイプの年賀状など、年賀状作りのアイデアをまとめました。
手作りの年賀状を作成する際のポイントも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

年賀状を手作りする魅力
手作りの年賀状は、メールやSNSで挨拶ができる今の時代だからこそ、より温かみを感じられるものです。作る楽しみを感じられるだけでなく、自身を思い出してもらう意味でも、個性を出せるのが魅力です。ここでは、年賀状を手作りする魅力を解説します。
年末行事として年賀状を作る楽しさがある
年賀状を手作りすると、年賀状作成を年末行事として楽しめます。インターネットやアプリなど、すでにあるものを使って年賀状を作成するのもよいですが、手作りするとひとつの楽しいイベントにできます。
手作りの年賀状は、使う材料や使い方によって好きなように作れるのが魅力です。ひとつひとつにこだわって手作りすれば、思い入れもでき、送る相手にとっても印象に残る年賀状が作成できるでしょう。
子どもと一緒に作成するのも、思い出にできるためおすすめです。近年薄れつつある年賀状の慣習を子どもに伝える意味でも、手作り年賀状はよい役割を果たします。
温かみを伝えられる
手作りの温かみを伝えられるのも、メリットのひとつです。手作り年賀状は、印刷にはない手作りならではの温かみを出せるため、見る人を楽しませることができます。
ひとつひとつ手作りすれば、送る相手は自分のために作ってくれたと感じられるのも、温かみを感じられる理由です。手作りしているときのワクワク感が、年賀状に表れているからでしょう。
手書きのメッセージを添えると、より特別感が増して相手も喜んでくれる年賀状にできます。
近年増加しているメールやSNSの年賀状では、手作り特有の温かみは出せません。デジタルにはない温かみが、手作り年賀状の魅力です。
オリジナルの年賀状を作れる
手作りすれば、ほかにはない自分だけのオリジナルの年賀状が作れます。
シールやスタンプなど簡単に使えるものから、絵の具や押し花のような少し凝ったものまで、年賀状を手作りする方法は多岐にわたります。材料から作り方、印刷する紙まで、それぞれにこだわれば、オリジナリティを発揮できる可能性は無限大です。
こだわりをもって年賀状を作成すると、送る相手にも印象を残せます。年賀状の挨拶のみでつながっている相手でも、手作りの年賀状を見ればすぐに思い出してもらえるでしょう。
自身を印象付けて思い出してもらう意味でも、手作り年賀状は最適です。
年賀状を手作りするうえで知っておきたいメッセージのマナー
年賀状を手作りするなら、メッセージの書き方にも注意しなければいけません。ここでは、年賀状を手作りするうえで知っておきたい、メッセージのマナーを紹介します。
賀詞や言葉の使い方に注意する
メッセージを書く際は、賀詞や言葉を正しく使うために、使い方に注意が必要です。
「元旦」は元日の午前中のみ、「新春」は1月中など、言葉によって使える時期は異なります。「謹賀新年」のように、目上の人へ送る年賀状にのみ使用できる言葉もあるため気をつけましょう。
使用したい言葉は、一度どんな意味か調べてから書くようにすると、使い方を間違えずに済みます。
「謹賀新年」の後に「明けましておめでとう」と続けてしまうと二重で賀詞を使うことになりますので、そちらも注意しましょう。
挨拶文に句読点を使用しない
句読点は、区切りや終わりを連想させるため、年賀状の挨拶文に使用しないのがマナーです。句読点がないと不自然な文章になる場合は、改行を使用して読みやすくなるよう工夫しましょう。
改行すると違和感がある場合は、空白を入れて調整すると、違和感のない文章を作りやすくなります。自然な文章になるよう、区切る位置に注意してメッセージを考えましょう。
書き損じたら新しい年賀状で書き直す
年賀状を書き損じたら、修正せずに新しい年賀状で書き直すのが基本です。二重線や修正液、修正テープの使用は、不誠実に感じられ、失礼にあたる可能性があります。
書き損じた年賀はがきは、料金が記載されている料額印面が汚れていなければ、手数料を支払うことで切手や郵便はがき、封筒などへ交換できます。無理に修正せず、新しい年賀状を使用しましょう。
年賀状を手作りする際のポイント
年賀状を手作りしたいけれど、どのように進めたらよいのかわからない人も多いでしょう。ここでは、年賀状を手作りする際のポイントをいくつか紹介します。
年賀状の全体像をイメージする
作り始める前に、作りたい年賀状の全体像をイメージしてみましょう。どのような雰囲気の年賀状がよいか、自分だけではなく送る相手の好みもイメージしながら決めていくとよいでしょう。
手作りの年賀状は字体や装飾、カラーなど、こだわれる部分がたくさんあります。リジナリティを出せる分、迷いが出てしまったり時間がかかってしまうことも多いでしょう。ひとつひとつにこだわり過ぎず、大きなテーマを決めてから細かい部分を決めていくのがおすすめです。
十分な余白を持たせる
年賀状を手作りする場合、自分のこだわりを詰め込みたくなってしまいがちです。シールやはんこなどの装飾が端から端まで入っていると、全体的に窮屈な印象を与えてしまうこともあるため注意しましょう。
年賀はがきの通信面には、十分な余白を持たせることが大切です。4辺にスペースを作ることで、すっきりと読みやすい年賀状に仕上がります。しかし、子どもと一緒に年賀状を作成する場合は、自由に作らせてあげたいと考える人も多いでしょう。あらかじめスペースを空けておきたい部分にマスキングテープを貼り付けておくなどの工夫をするのがおすすめです。
大きさや重さに気を付ける
通常はがきは第二種郵便物ですが、6グラムを超えると第一種郵便物に分類されます。第一種郵便物の既定内であれば、通常のはがきよりも多少大きかったり形が変わったものでも年賀状として出せます。しかし、規定外となると年賀状として出せなくなるため注意しましょう。
定形郵便物には、長辺23.5㎝・短辺12㎝・厚さは1㎝までというサイズ規定があります。このサイズを超える年賀はがきは、年賀状として出せません。厚みのあるシールを貼ったり、たくさんの装飾をして重さが出る場合もあるでしょう。不安な場合は、最寄りの郵便局窓口に事前に確認を行うのがベターです。
みんなで作ろう!手作り年賀状のアイデア
せっかく年賀状を送るなら、オリジナリティあふれる手作りの年賀状を送ってみませんか。今回は大人から子どもまで楽しめる手作りアレンジ年賀状のアイデアをまとめました。
材料は文房具店や100円ショップ、インターネットなどで簡単に手に入るものばかりです。楽しみながら作れて、もらった相手も嬉しくなる手作り年賀状に、ぜひ挑戦してみてください。
子どもと一緒に作ろう!簡単&おしゃれな手作り年賀状アイデア5選
子どもと手作りする年賀状は、工作の延長で楽しみながら行えるのも醍醐味です。受け取った相手に子どもの成長も感じてもらえるでしょう。ここでは、子どもと一緒に簡単かつおしゃれな手作り年賀状が作成できるアイデアを紹介します。
1.マスキングテープを使ったオリジナリティあふれる年賀状
もともとは塗装作業などに用いられるマスキングテープですが、近年はさまざまなデザインの商品が販売され、装飾用テープとして人気を集めています。
バリエーションが豊富なので、単純に貼っていくだけでもカラフルでおしゃれな年賀状が作れますし、必要に応じて好みの形にカットすればレイアウトのパターンも無限大です。
マスキングテープや文房具店のほか、100円ショップなどでも販売されているので、お子さんと2人で好きな物を選んでみるのも楽しいでしょう。
2.写真をアレンジして作るデコレーション年賀状
家族写真や子どもの写真を好きな大きさ・形に切り貼りして作る年賀状もおすすめです。写真を使うだけでも見応えのある年賀状になるのですが、さらにオリジナリティを出したい時はいろいろなグッズを使ってデコレーションしてみましょう。
前述のマスキングテープを使ってもよいですし、ほかにもレースやリボンを接着剤で貼り付けたり、シールを貼ってカラフルに仕上げたりするとワンランク上のおしゃれな年賀状に仕上がります。
写真の邪魔にならないよう配慮すれば、ペンで上からイラストを描き足すのもユニークで面白いでしょう。
3.ぱっと華やぐ美しい押し花年賀状
庭や公園などでつんできた草花を押し花にして年賀状のデザインに使うと、ぱっと華やぐ美しい年賀状を作れます。押し花は自宅で簡単に作れますが、年賀状に貼るのならはがき用の押し花キットを使用するのもおすすめです。
年賀はがきに押し花を飾ったら上から専用の和紙フィルムを載せ、アイロンをかければ完成です。
4.子どもの手形や足形のはんこで新年の挨拶と成長を伝える年賀状
なかなか会えていない遠方の家族や親戚に、子どもの手形や足型のはんこを添えた年賀状はいかがですか。
子どもの手形や足形はそれだけでとってもかわいく、子どもの成長を伝える方法としても有効です。お子さんの足の大きさや手の大きさが年賀状に入るサイズであればなお良いですが、少しはみ出てしまってもご愛嬌。
インクの色も、複数色使うとカラフルで楽しい雰囲気が伝わります。小さいお子さんの場合は、手や足についても大丈夫なインクも市販されているので、赤ちゃんが寝ているときや機嫌がいいときに挑戦してみましょう。
子どもたちも普段行うことのない手形や足形のはんこを楽しみながら一緒に作れるのでおすすめですよ。
5.折り紙や千代紙で子どもと遊びながら作る年賀状
家にある折り紙や和を感じられる千代紙なら、子どもと遊びながら年賀状が作れます。お正月らしい赤色や金色、柄物なら和風のものを選ぶと、新年にふさわしい演出が可能です。
自由にちぎって貼って形にしていくと、味わい深い年賀状ができあがります。子どもも遊びながら年賀状を作れるため、楽しい時間にできるでしょう。
年賀はがきに折り紙を貼り付ける場合、はがきの重さに注意が必要です。通常料金で送れる重さは6gまでのため、6gを超えないように注意しましょう。
大人向け!ちょっと本格的な手作り年賀状のアイデア5選
今年は、手作りでちょっと本格的な年賀状を作成してみませんか。少しの工夫で初心者の方でも簡単に手作り年賀状を作成できます。ここでは、大人向けの手作り年賀状のアイデアを紹介します。
1.初心者でも大丈夫!消しゴムはんこ年賀状
消しゴムはんことは、名前のとおり、消しゴムに文字や絵を彫ってスタンプにした物です。
はんこというと木製やプラスチック製を思い浮かべる人が多いのですが、柔らかい消しゴムは普通の彫刻刀やカッターなどで簡単に加工できるため、初心者でも手軽にオリジナルのはんこを作れます。
使用する材料も一般的な消しゴムでOK、手描きまたはパソコンなどで作成したイラストをトレーシングペーパーに写し取ったら消しゴムに転写します。あとは写し取った図をカッターでなぞり、彫刻刀で彫っていけば消しゴムはんこの完成です。
少々手間はかかりますが、1度作ってしまえば繰り返し使えるのでコストパフォーマンスがよいところも魅力です。
2.カッター1本で作れるステンシル年賀状
彫刻刀を使うのが苦手な方は、カッター1本で作れるステンシル年賀状に挑戦してみましょう。ステンシルとは模様の部分を切り抜いた型紙に染料を刷り込む版画の技法のひとつで、絵の具で直接描いたものとはまた違った風合いを楽しめます。
最初に、はがき程度の厚紙にイラストをプリント(または手描き)し、カッターを使ってイラストの部分を切り抜いていきます。ステンシルシートができあがったら、年賀はがきに重ね、上からインクや絵の具を含ませたスポンジでぽんぽんと叩くようにして色づけしていきます。
単純なデザインなら1枚のシートで作れますが、ベースカラーに別の色を載せたい場合は切り抜きのパターンを変えたステンシルシートを2枚、3枚と用意するとより複雑で凝った年賀状を作成できます。
3.シンプルで大人な雰囲気が漂う和柄はんこ年賀状
手作り年賀状を作ってみようと思っても、自分の字に自信がなかったり、イラストが描けなかったりして諦めてしまう方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめなのが「はんこ」です。
和柄で落ち着いた印象のはんこを選べば、手作り感がありつつも大人な雰囲気の年賀状を作ることができます。和柄はんこと一言で言っても、市松模様や動物などモチーフはさまざまです。
スタンプの色を変えたり、押し方を工夫したりすることで、市販のはんこであっても個性を演出することが可能です。
はんこに加えて筆ペンで一言メッセージを添えるとさらにお正月の雰囲気や温かみが伝わります。最近はカラー筆ペンなど種類も豊富なので、素材選びも楽しんでみてくださいね。
4.やわらかく多彩な表現が可能な水彩絵具の年賀状
水彩絵具を使うと、やわらかい表現でオリジナリティのある年賀状を作れます。色の移り変わりにぼかしやグラデーションを使ったり、陰影を入れて立体感も出せるのが魅力です。
にじみ絵のように、どんな色や絵になるか想像できない手法を使うと、一人ひとり異なるデザインになり味が出せます。
水彩絵具は、通常の年賀はがきであれば紙が耐えられない可能性があるため、水彩用のはがきを使用するのがおすすめです。水採用のはがきで出す際は、年賀郵便切手を貼り、切手の下に赤字で「年賀」と記載して送付しましょう。
5.動画QRシールであけましておめでとうムービー付き年賀状
より個性的な年賀状にしたいなら、他の人と差をつけることができる動画QRシールを使ったムービー付き年賀状はいかがでしょうか。ムービーをつけることで、1枚の年賀状では伝えきれない感謝の気持ちを音声付きでより鮮明に伝えることができます。
「あけましておめでとう」を動画で伝えたり、お子様のかわいい姿を撮ったお気に入りの動画を添えたり、なかなか会えない家族に向けたメッセージを動画にしてみたりと使い方はさまざまです。
しまうまプリントの「動画QRシール」なら、動画の編集ができなくても専用アプリの「簡単アップロード」機能で動画を手軽に残せます。年賀状のQRシールを読み込むだけで、いつでも動画を見返すことができるのも良いですね。
写真に動画を添えることで思い出がもっと鮮明になる「動画QRシール」については、こちらをご覧ください。
しまうまプリント moovin 動画QRシール
年賀状のデザインはパソコンやスマホでも手作りできる
年賀状のデザインのみでも、パソコンやスマホを活用すれば手作りできます。
年末に年賀状を手作りする時間が取れない場合は、デザインのみ手作りしてみるのはいかがでしょうか。
ここでは、パソコンやスマホで年賀状のデザインを手作りする方法を紹介します。
パソコンで作るなら使い慣れたソフトや年賀状ソフトを使用
パソコンでは、WordやPowerPointのようなソフトや、年賀状ソフトを使用すると作成できます。
使い慣れたソフトなら、新しくソフトを購入せずに済むため、比較的リーズナブルに作成可能です。使い慣れたソフトに合ったテンプレートを探して、作成しましょう。
年賀状専用ソフトは、年賀状に特化した内容で比較的使いやすいのが特徴です。無料から有料のものまであり、内容もさまざまなため、テンプレートや素材などを確認し、自身に合ったものを選びましょう。
しまうまプリントでは、パソコンでオリジナルデザインの作成や印刷が可能です。自身で作成したデザインの印刷のみの依頼も、対応いたします。ご家庭で印刷する時間や手間をかけられない場合は、ぜひご活用ください。
スマホで作るならアプリやウェブサービスを使用
スマホで年賀状のデザインを作成する場合は、アプリやウェブサービスを使用できます。用意されたテンプレートを使用できるほか、スマホで撮影した写真を使用したオリジナルデザインの作成も可能です。
印刷や投函も依頼できるアプリやウェブサービスも多く、スマホだけで年賀状作成が完結できます。
しまうまプリントは、スマホからの年賀状デザイン作成や印刷にも対応しています。隙間時間でオリジナリティのある手作り年賀状を作りたい場合に便利です。
手作りしたデザインの印刷は注文できる
手作りしたデザインの印刷は、年賀状アプリや年賀状ウェブサービスへ注文可能です。年賀状を手作りした場合でも、送る枚数分を一枚ずつ作成するのが難しいときは、データで取り込めば、印刷を依頼できます。
年賀状の印刷の注文も、しまうまプリントでは対応しています。印刷後も、宛名印刷から投函まで一貫して対応可能です。
仕上がりやデータの作成方法には注意点がございますので、詳細は「オリジナルデータ入稿年賀状」をご覧ください。
まとめ
今回は、大人から子どもまで楽しめる手作りアレンジ年賀状や、動画QRシールを使った新しいタイプの年賀状など、年賀状作りのアイデアを紹介しました。手作り年賀状は進め方に迷ってしまいがちですが、ポイントを押さえるだけでより簡単に作成できます。
昨今は人々の生活スタイルの変化やSNSの普及により、年賀状を書かないという方も増えました。しかし、普段あまり連絡を取っていない人や遠くにいる家族、知人、友人からもらう年賀状はいつになっても嬉しいものです。
年賀状には年始のご挨拶としてだけでなく、年賀状を作る楽しさや温かみなど、SNSでは味わえない多くの魅力があります。最近はSNSなどで済ませてしまうという方も、さまざまなアイテムを活用しながら、久々に年賀状を作成してみてはいかがでしょうか。
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よくあるご質問
オリジナリティを出せる年賀状のアイデアはありますか?
「マスキングテープで飾る」「写真をアレンジしてデコレーションする」といった、お手軽だけどオリジナリティがぐんと出るアレンジのほか、
ひと手間をかける「消しゴムはんこ」「押し花年賀状」もおすすめです。
子供と一緒に作れる簡単手作り年賀状はどんなものがありますか?
装飾用テープとして人気のマスキングテープを使った年賀状はいかがでしょうか。
バリエーションが豊富なので、単純に貼っていくだけでもカラフルでおしゃれな年賀状が作れます。また必要に応じて好みの形にカットすればレイアウトのパターンも無限大ですよ。