年賀状のレイアウトのコツは?写真や文字の配置についても解説

年賀状は、レイアウトによって印象が変わります。イラストや写真の配置だけでなく、文字を書く方向やそろえ方によって与える印象は異なります。使う素材が同じでも、レイアウト次第でフォーマルなものからおしゃれなものまで作成可能です。使いたい素材をきれいにレイアウトして、納得できる年賀状を作りましょう。

この記事では、年賀状のレイアウトのコツを解説します。

年賀状のレイアウトの基本的なデザインは4種類

年賀状のレイアウトの基本的なデザインは、標準的なデザイン、中央揃え、画面分割、写真フレームの4種類です。文字・イラスト・写真の入れ方で、適したレイアウトは異なります。それぞれのデザインを確認してみましょう。

標準的なデザイン

右から縦書きで順番に賀詞・挨拶文・差出人情報をレイアウトする標準的なデザインは、昔からよく使用されています。すっきりとしたレイアウトで、フォーマルな印象を持たれるデザインです。目上の方やビジネス関係の方などへ年賀状を出す場合に適しています。

中央揃え

中央揃えは、文字やイラストなどをすべて中央にそろえるレイアウトのデザインです。バラバラに配置するよりも位置を考えずに済むため、レイアウトにほとんど迷いません。挨拶文は長いと読みにくくなるため、短く分かりやすい文章にすると読みやすくなります。賀詞を中央にしてイラストの上に大きく配置すると、目を引くデザインになります。

画面分割

画面分割は、写真やイラストを配置する部分と文字を書く部分を別にして配置するデザインです。最初から分かれているため、写真やイラストと文字のバランスをほとんど考えなくて済みます。文字を入れる部分は白い背景にすることが多く、手書きのメッセージを追加で書く場合のスペースにも困りません。

写真フレーム

写真フレームは、写真を複数枚使用するのに適したデザインです。写真だけでなく、イラストも一緒に組み合わせたレイアウトにも使用できます。イラストを写真と組み合わせる場合、写真に合ったイラストを使うとよりまとまりが出て見やすいレイアウトになります。年賀状に使用する写真を、1枚に選べない場合におすすめです。

写真を入れるときのレイアウトのコツ

年賀状に写真を入れたい場合、レイアウトはどういった点に注意すればいいのでしょうか。ここでは、年賀状に写真を入れるときのレイアウトのコツを解説します。

1枚の場合

写真を1枚で使う場合、画面分割もしくははがき全面に写真を入れるレイアウトにするとシンプルで見やすくなります。はがき全面に写真を入れる場合は、メッセージを入れることを見越して、背景に余白のある写真を選ぶとおしゃれに仕上がるでしょう。イラストや文字をあえて多く入れないようにすると、写真がより映えます。

複数枚の場合

写真を複数枚使う場合は、使用したい枚数に合わせたテンプレートを選ぶとレイアウトに悩みません。イラストや文字を多めに使いたい場合は、背景や色がすっきりした写真を選んでください。写真に映る人物のアングルや遠近が違う写真を選ぶと、写真だけで変化が付けられます。

複数人の写真を使用するなら、一人1枚ずつ、もしくは子供1枚と家族写真1枚といったようにバランスを考えて使う写真を選びましょう。写真のサイズは、統一するかバラバラにするか決める必要があります。写真のサイズやバランスを考えるのが面倒なら、写真フレームテンプレートで同じ大きさに並べて配置するレイアウトがおすすめです。使用枚数や使う写真に合ったレイアウトであれば、複数枚でもすっきりした年賀状が作成できます。

文字のレイアウトのコツ

年賀状の文字は、縦書きか横書きかによってレイアウトのコツは変わってきます。それぞれどのようにレイアウトするといいのか、詳しく見ていきましょう。

縦書きは文字列の頭をそろえる

文字を縦書きで書く場合は、文字列の頭をそろえるときれいにレイアウトできます。右側から賀詞、挨拶文、差出人情報と順に並べて書いてください。賀詞の文字サイズを一番大きくすれば、全体のバランスが取りやすくなります。縦書きで手書きのメッセージを書く場合も、頭をそろえることを意識しましょう。

横書きは挨拶文を短い文章にする

文字のレイアウトを横書きにする場合は、挨拶文を1行ごとに短い文章にすると見やすくなります。文字の間隔は広げすぎるとだらしない印象になるため、適度な間隔になるよう調整してください。横書きは縦書きと比べるとカジュアルな印象ですが、賀詞や挨拶文をやわらかい文章にするとバランスよくまとまります。

余白が目立つ場合はスタンプを活用しよう

作った年賀状のレイアウトの余白が目立ってしまう場合は、スタンプを活用しましょう。年賀状の定型レイアウトを提供しているサイトやアプリでは、スタンプも合わせて提供しているところが多くあります。スタンプは大きさが調節でき種類も豊富にあるため、複数組み合わせての使用も可能です。

しまうまプリントでは、かわいいイラストのスタンプを豊富に取りそろえています。イラストだけでなく、写真をそのままスタンプにできるサービスもあり、スマホアプリで作成する場合には写真を型で切り抜ける写真オリジナルスタンプも便利です。手書きスタンプサービスであれば、手書きした文字やイラストをスマホのカメラで撮影するだけでスタンプが作れるので、個性を出したいときに重宝します。

スタンプを活用すれば、きれいなレイアウトであなただけの年賀状が作れるでしょう。

宛名面のレイアウトのポイント

年賀状の宛名面は、文字のサイズや配置がポイントです。住所や名前など、それぞれのレイアウトに気をつけて記載しましょう。ここでは、年賀状の宛名面のレイアウトのポイントを解説します。

送付先住所

送付先住所は、一行目を郵便番号の右端とそろえて書くと上手くまとまります。マンション名やビル名は、番地までの住所とは別にして次の行に記載しましょう。

一行目の住所より一文字下げて書き出すと、バランスよく配置できます。都道府県名は省略せず、住所をすべて書くようにしてください。

敬称・肩書き

敬称は相手の個人名や会社名、部署名の後に付けるのがルールです。一般的には、個人宛の場合は「様」、会社宛の場合は「御中」と付けます。

肩書きをつけて送りたい場合は、名前の前に文字サイズを少し小さくして記載しましょう。肩書きと敬称をつなげて「部長様」と書くのは誤っているので注意してください。

相手の名前

相手の名前は、はがきの中央に大きい文字で記載します。名前以外に会社名や部署名が必要な場合は、名前の右横に名前より小さい字で書いてください。

複数人宛に送る場合は、それぞれの名前の下に敬称を付けましょう。相手が家族の場合は、一番右側に記載する人のみ苗字を記載して、他の人は名前のみ連名で書くと見やすくなります。

差出人情報

差出人情報は、宛名面の切手の幅もしくは差出人の郵便番号の幅に収まるように、郵便番号の右端にそろえて書くとバランスが取れます。文字の大きさは、相手の名前や住所よりも小さいサイズにしましょう。可能な限り差出人の住所と名前の最後の文字を下にそろえると、見やすいです。

家族が新しく増えた場合は、子どもの名前にふりがなを振るとどう読むかが分かって相手に親切になります。

年賀状のレイアウトはテンプレートにおまかせ

年賀状のレイアウトを一から作る場合、時間も労力もかかります。無理に作ろうとせずテンプレートを活用すれば、簡単にきれいなレイアウトの年賀状が作成可能です。ここでは、年賀状のレイアウトのテンプレートが使えるサービスを紹介します。

オリジナル性を出せる年賀状の無料テンプレート素材サイト

年賀状の無料テンプレート素材サイトは多く存在し、膨大なテンプレートの中から気に入ったものをダウンロードできます。無料の文字やイラスト素材も多数あるため、年賀状テンプレートと組み合わせてオリジナルの年賀状も作成できます。写真を複数枚入れたい場合、枚数に合わせたテンプレートを探すことも可能です。

無料テンプレートの場合、素材そのままの状態で印刷することが前提で、素材自体の加工はできません。テンプレートをそのまま使う場合でオリジナル性を出したいのであれば、印刷後に手書きメッセージを入れるといいでしょう。

スマホで手軽に作成可能な年賀状作成スマホアプリ

年賀状作成スマホアプリを使えば、スマホで簡単に年賀状が作れます。撮った写真をそのまま年賀状に使えるため、パソコンを使わずに作れるのが魅力です。

年賀状作成スマホアプリには無料のものと有料のものがあり、それぞれ特徴が異なります。無料で使えるものはテンプレートが少なかったり、使える機能が少なかったりして思うように作れないかもしれません。自分が作りたいレイアウトや使いたい機能があるか事前に確認が必要です。有料になるともちろん費用はかかりますが、レイアウトの数や使える機能も大幅に増えます。

年賀状作成スマホアプリは毎年アップデートされるため、万が一のときのためにも他ソフトへの乗り換えに対応しているかも重視して検討しましょう。

デザインから投函まで依頼できる年賀状印刷サービス

年賀状印刷サービスであれば、デザイン作成から宛名書き、プリント、投函まで依頼できます。デザインは豊富なレイアウトの中から選べるため、好みにあった年賀状が作れるでしょう。写真やイラストを使えば、オリジナルデザインの年賀状作成も可能です。

しまうまプリントの年賀状印刷サービスは、定番のものからかわいいもの、ビジネス用やキャラクターのものまでさまざまなテンプレートを取りそろえています。スタンプや宛名面での個別メッセージなど、テンプレートと組み合わせてオリジナル性を出せる機能も多数あります。

年賀状のテンプレートは、種類が豊富で簡単にオリジナル性が出せる年賀状印刷サービスがおすすめです。

まとめ

年賀状は、レイアウト次第で見せ方を変えられます。レイアウトにこだわって見やすいデザインの年賀状を作ると、相手も気持ちよく読んでくれることでしょう。

一からレイアウトを考えるのは大変ですが、テンプレートを活用すれば簡単におしゃれな年賀状が作成できます。年賀状印刷サービスを利用すれば、オリジナル性のある年賀状が手軽に用意可能です。

テンプレートをうまく使用して、時間や手間をかけずに印象に残る年賀状を作ってください。

この記事を書いた人

しまうまプリント年賀状担当スタッフ

2010年に年賀状印刷サービスを開始以来、数多くのお客様に愛され、しまうまプリントの会員登録数は500万人を突破!年賀状に関するあらゆる情報をわかりやすくお届けします。