内定先に年賀状は送る?マナーや文例を知りたい!
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就職活動を終え、内定先が決まっている学生や転職希望者の中には、内定先に年賀状を送るべきかどうか迷っている人も多いのではないでしょうか。
「年賀状を送らないと失礼に当たる?」「内定先への年賀状はどうやって書いたらいいの?」といった疑問もあるでしょう。これからお世話になる職場なので、失礼のないようにしたいですよね。
この記事では、内定先に年賀状を送るべきかどうかの判断基準や、送る際の注意点、文例を紹介しています。新しい職場でより良い関係を築くためにも、ぜひ参考にしてください。
内定先に年賀状を送るべき?
「内定先には必ず年賀状を送らないといけないの?」「内定先から年賀状が届いたらどうしよう。」と不安に思う方もいるでしょう。まずは、そもそも内定先に年賀状を送るべきかどうかについて解説します。
迷ったときは人事やOB/OGに確認を
一般的に、内定先に年賀状を送らなければならないという決まりはありません。ですが、中には内定者であっても年賀状を送るのが望ましいと考えている企業もあります。
入社する前は社内ルールや文化を知らないことも多いので、内定先に年賀状を送るかどうか迷った時は採用担当者やOB/OGに確認してみるのが無難でしょう。
内定先から年賀状が届いた場合はどうする?
こちらからは出していないものの、内定先から年賀状が届いた場合は、松の内(1月1日から1月7日)に届くようお礼を兼ねた年賀状を送りましょう。
もしも1月7日までに届くよう投函することが難しい場合は、寒中見舞いを送るとマナー違反にはなりません。
内定先に年賀メールを送るのはOK?
内定先に対し、自分からメールで新年の挨拶をするのはNGです。目上の人に自分から挨拶をする場合は、メールではなく年賀状を送りましょう。
ただし内定先からメールでの挨拶が届いた場合は、メールで返事を出してもマナー違反にはなりません。メールで返信をする場合は、ビジネスマナーを守り丁寧に返信するようにしましょう。
文例をご紹介しますので、メールに返信をする際はぜひ参考にしてください。
謹んで新年のお慶びを申し上げます
貴社に内定をいただきました〇〇大学〇〇学部の~と申します
この度は早々に新年のお祝いメールをいただきありがとうございます
ご挨拶が遅れてしまい申し訳ありません
新年を迎え 社会人という新しい環境に向け気持ちを新たにしております
入社した暁には 一日でも早く貴社のお役に立てますよう精進する所存です
至らぬ点もございますが ご指導のほどよろしくお願い申し上げます
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名前
〇〇大学〇〇学部
email □□□
tel 000-000-000
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内定先への年賀状の書き方やマナー
せっかく内定先に年賀状を送っても、書き方が間違っていたり、マナーが守れていなかったりすると失礼にあたります。実際に年賀状を書く前に、基本的な書き方やマナーを確認しておきましょう。
内定先への年賀状、宛名や宛先はどう書けばいい?
内定先に年賀状を送る際、文面以上に気を配るべきポイントは宛名と宛先の書き方です。
失礼のないよう、ポイントをしっかりおさえましょう。
内定先への年賀状に宛名・宛先を書く際のポイントは次の4つです。
①敬称を適切に使う
②会社や部署の名前は略さず正式名称で書く
③宛名・宛先は縦書きにする
④宛名・宛先が間違っていないか必ず確認する
一つずつ見ていきましょう。
①敬称を適切に使う
個人宛てに送るのか、会社・部署宛てに送るのかによって敬称の使い方が異なります。
<個人宛て>
敬称は「様」を使いましょう。
例 ○○株式会社
○○部 部長 ○○様
○○株式会社
○○部 ○○様
役職名がある場合は、「部長 ○○様」もしくは「○○部長」と書きましょう。「○○部長様」と役職名に「様」をつけるのは間違いです。
また、「御中」と「様」は併用できないため、個人宛てに送る場合は「様」のみを使用しましょう。
<会社宛て・部署宛て>
敬称は「御中」を使いましょう。
例 ○○株式会社 御中
○○株式会社 ○○部 ○○課 御中
②会社や部署の名前は略さず正式名称で書く
株式会社を(株)、有限会社を(有)などと略して書いてはいけません。ビジネス文書で名前や言葉を省略することは失礼とみなされてしまいますので、内定先への年賀状でも略さないようにしましょう。
また、部署名についても同様です。内定先の社員の方が会話の際に略す場合もあるかもしれませんが、文書では正式名称で記載するのがマナーです。
③宛名・宛先は縦書きにする
一般的な年賀状だと、宛名・宛先を横書きにすることもあります。ですが日本の場合横書きはカジュアルな印象を持たれやすいため、内定先の宛名・宛先は縦書きにするようにしましょう。
④宛名・宛先が間違っていないか必ず確認する
年賀状といっても、送る相手が内定先の場合、立派なビジネス文書です。会社名や個人名が間違っていないかどうか、しっかりと確認してから投函しましょう。
また、部署、役職の名前は変更されている可能性があります。入社する前ではありますが、可能な限り変更がないかどうか調べてから書くようにしましょう。
年賀状に手書きのメッセージを添えるべき?
絶対に手書きのメッセージがなくてはいけないという決まりはありませんが、手書きのメッセージが添えられているほうが丁寧な印象を持たれやすいです。
手書きで文字を書くことに慣れていない方もいるかと思いますが、心を込めたメッセージを添えましょう。
目上の人に失礼が無い賀詞の選び方
年賀状に使用する賀詞には、目上の人に対して失礼に当たる言葉もあります。
今回は内定先への年賀状ですので、そのような言葉は使わないようにしましょう。
目上の人に対して使わないほうがよい賀詞としては、以下の4つなどが挙げられます。
「賀正」「寿正」「迎春」「寿」
通常の年賀状ではよく使用される言葉ですが、二文字以下の賀詞は簡略的な表現とされていますので内定先への年賀状にはふさわしくありません。
内定先への年賀状では、次のような賀詞を選びましょう。
「謹賀新年」
「恭賀新年」
「謹んで新年のお慶びを申し上げます」
「あけましておめでとうございます」
また、賀詞の重複にも気を付けましょう。
例えば、「謹賀新年」と書いてある年賀状に「あけましておめでとうございます」と手書きメッセージを入れると、賀詞が重複していることになります。
どちらも新年を祝う言葉であるため、「あけましておめでとうございます」という意味の言葉を二度繰り返していることになるからです。
デザインはビジネス向けのものを選ぶ
年賀状には様々なデザインがありますが、内定先の相手に失礼のないような年賀状を選びましょう。
内定先に送る場合はカジュアル過ぎない次のようなデザインを選ぶのがおすすめです。
年賀状を出すときの注意点
年賀状を出す際に気を付けたい注意点について紹介します。
内定先に限らず、それ以外の方へ出す場合にも大切なポイントですので、確認しておきましょう。
元日に届くように送ろう
内定先に自分から年賀状を出す場合、元日に届くよう12月25日までには投函をするようにしましょう。26日以降に投函した場合元日に届かない可能性が高まるため、早めに準備する必要があります。
ただし、早く投函しすぎてしまうと一般の郵便物と共に元日よりも前に届いてしまう恐れがあります。今年の年賀状受付の開始日を調べ、適切な期間内に投函しましょう。
「句読点」、「忌み言葉」は使わない
内定先への年賀状に関わらず、一般的に年賀状にはふさわしくない文字や言葉があります。
それは「句読点」と「忌み言葉」です。
句読点とは「、」と「。」のことですが、これらは「区切り」や「終わり」という意味合いをもつため新年の挨拶にはふさわしくないとされています。
少し書きづらさを感じるかもしれませんが、改行などを用いて句読点を使わずに文を書くようにしましょう。
忌み言葉とは、おめでたい場では避けるべきとされている言葉です。具体的には次のような言葉が挙げられます。
「去る」「絶える」「枯れる」「病む」
年賀状は新年を祝うおめでたい贈り物ですので、このような忌み言葉は使わないのがマナーです。
修正テープ、修正液はNG
年賀状では修正テープや修正液の使用はマナー違反にあたります。時間がかかっても書き損じた場合は、新しい年賀はがきに書き直しましょう。
なお、書き損じはがきは郵便局へもっていけば、切手やはがきに交換してもらえます。年賀状の販売期間であればその年の年賀状への交換も可能です。
内定先への年賀状の文例は?
内定先への年賀状には、以下4つを組み込みましょう。
①新年をお祝いする言葉
②選考の際にお世話になった方への感謝の言葉
③入社に際しての抱負や意気込み
④内定先の幸せや健康を祈る言葉
差出人の欄には自分の名前や学校名も記載しましょう。
この章では、実際に内定先へ年賀状を送る際に使える文例を相手別にご紹介いたします。内定先への年賀状作成時に役立ててください。
採用担当者宛の例文
「あけましておめでとうございます
貴社に内定をいただきました〇〇大学〇〇学部の~と申します
選考の際は大変お世話になりました
新年を迎え 社会人としての生活に気持ちを新たにしております
至らぬ点もございますが 一日でも早く貴社のお役に立てるよう
精一杯頑張る所存でございます
ご指導のほどよろしくお願い申し上げます
貴社のご発展と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます」
内定先社長宛の例文(学生の場合)
「謹賀新年
貴社に内定をいただきました〇〇大学〇〇学部の~と申します
新年を迎え 四月の入社を心待ちにしております
入社した暁には貴社のお役に立てますよう精一杯努力いたしますので
ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます
本年が△△様をはじめ 貴社の皆様にとって素晴らしき年になりますよう
心よりお祈り申し上げます」
内定先社長宛の例文(中途入社の場合)
「謹んで新年のお慶びを申し上げます
貴社に内定をいただきました~と申します
選考の際は大変お世話になりました
いよいよ新年を迎え 入社を前に気持ちを新たにしております
一日でも早く貴社のお役に立てますよう精進する所存でございます
ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます
貴社のご発展と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます」
まとめ
年賀状は新年のお祝いや日ごろの感謝、今後の関係性のお願いを込めて送る挨拶状です。年賀状が届いてマイナスイメージになることは少ないので、内定先に年賀状を送るかどうか迷った場合は出してみてはいかがでしょうか。今後のより良い関係に繋がるでしょう。
なお、年賀状を送る際は、相手に失礼のないよう、誤字脱字や書き方のマナーには注意しましょう。文章に迷った場合は記事内の文例を参考にしてください。
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よくあるご質問
内定先には年賀状を送るべきですか?
一般的に、内定先に年賀状を送らなければならないという決まりはありません。ですが、中には内定者であっても年賀状を送るのが望ましいと考えている企業もあります。
入社する前は社内ルールや文化を知らないことも多いので、内定先に年賀状を送るかどうか迷った時は採用担当者やOB/OGに確認してみましょう。
こちらの記事内で、内定先への年賀状の書き方やマナー、注意点や文例など詳しくご紹介しています。
内定先に年賀状を出すときの注意点はありますか?
内定先に自分から年賀状を出す場合、元日に届くよう12月25日までには投函をするようにしましょう。26日以降に投函した場合元日に届かない可能性が高まるため、早めに準備をしましょう。その他の注意点はこちらでご紹介しています。