年賀状の連名の正しい書き方やマナーとは?敬称の使い分けも解説

更新日:2022年10月3日

みなさんは年賀状を書く際に「連名」を正しく使えていますか。新社会人・結婚・出産・転職など、人生のステージが変わるたびに、年賀状を連名で出す機会も多くなります。しかし、どのように年賀状を書けばいいのかと頭を悩ませている方も多いことでしょう。

「差出人・宛先の連名の基本的な書き方は?」「連名使う際のマナーやルールは?」「このケースはどう対処していいのか分からない」「ビジネスの場合はどうしたらいい?」など、連名の正しい書き方を知らない方もいるかもしれません。

そこで今回は、連名の書き方やマナーなどケース別で詳しく解説していきます。

年賀状の宛名に子供の名前は必要?敬称の使い分けなど疑問を解決

連名を使うケース

年賀状を書く際に連名を使うかどうかは、相手との関係によって全く違います。
ここでは「家族ぐるみの場合」「親戚の場合」「夫婦で知り合いの場合」の3パターンで解説していきます。ぜひ参考にしてくださいね。

家族ぐるみの付き合いがある場合

子供やペット、地域の集まりなどが高じて、家族ぐるみで仲良くなることもあります。
家族ぐるみで交流がある場合、年賀状は「家族連名」にするのがいいでしょう。年賀状は、新年の挨拶をするためだけに送るわけではありません。

裏面のデザインをお子様やペットなどの写真にしたりして、お互いの近況など伝えるために重要なツールでもあります。家族ぐるみで付き合いがあるという認識をお互いに共有するためにも、ぜひ差出人・宛先は家族の名前をいれて連名にしましょう。

わんちゃん・ねこちゃんなどペットと暮らしている方の場合、そのペットの名前も入れると喜ばれますよ。

親戚同士である場合

親戚に年賀状を送る際は、宛先も差出人も「家族連名」が一番です。親戚といっても頻繁に会う親戚もいれば、冠婚葬祭でしか会わない方もいます。特に結婚したばかりだと、名前を覚えられていないケースもあるでしょう。

そのような場合は、差出人を「家族連名」にして送ると、親戚の方に名前を覚えてもらえるきっかけにもなります。
差出人・宛先両方連名にすることで、相手にきちんと新年の挨拶をしたという意思も伝わりやすくなります。

特にこのご時世、冠婚葬祭ですらなかなか集まれないので、ぜひ年賀状を活用して親戚と交流を深めましょう。

夫婦で面識のある場合

夫婦ともに顔見知りである場合も「夫婦連名」がいいでしょう。過去に配偶者を紹介したり、言葉を交わしたことがある場合、宛先・差出人は夫婦連名で出すのが望ましいです。
結婚しているのにもかかわらず差出人が夫婦連名ではない場合、先方があらぬ勘違いをしてしまう場合もあります。夫婦でお世話になっているという感謝の意も含めて「夫婦連名」で年賀状を書いてみましょう。

片方の配偶者とは面識がない場合、宛先は連名ではなく個人名でも構いません。もし、相手側が宛先箇所を夫婦連名で送ってきた場合は、来年はこちらも夫婦連名で出すようにしましょう。

連名の書き方の基本

書き方が分からないまま連名を使った結果、相手が不愉快な思いをしてしまっては本末転倒です。ここでは正しい連名の書き方をご紹介します。宛先を連名で書くにあたって注意する点は主に2つ挙げられます。

・名前の順番
宛先を書く際は、必ず『世帯主』を一番右に書きます。旦那さんが『世帯主』なら旦那さんを一番右にしましょう。その次に、配偶者の名前、子供の名前という順番で書きます。世帯主と同じ苗字なら、2人目以降の苗字は省略しましょう。

・敬称
年賀状を書く際、宛先の名前の下には敬称を必ず付けましょう。名前の下に『様』を付けるのが一般的ですが、小さなお子様に関しては「くん」や「ちゃん」でも大丈夫です。

横書きの場合も基本は同じ

目上の人に送る場合を除いては、年賀状は横書きでも大丈夫です。横書きの場合の書き方は、縦書きと基本的なルールは変わりません。世帯主を上にして、次に配偶者、子供という順番は一緒です。名前の横に必ず敬称を付けましょう。苗字が一緒なら2人目以降の苗字を省略するのも変わりません。

年賀状は縦書きが基本ですが、裏面のデザインによっては表面の宛先を横書きにした方が相手も見やすくなる場合もあります。相手との関係を見極め、うまく使いこなしましょう。

差出人を連名にするときの書き方

差出人の場合、連名はどのように書けばいいのでしょうか。基本的には宛先の連名の書き方と同じです。
一番右を世帯主に、その次は配偶者・子供という順番で書いていきます。この場合もちろん敬称は不要です。

家族で苗字が同じ場合、世帯主以外の苗字は省略してください。表面の左下にある郵便番号の枠の間に収まるように書きましょう。
もし、連名で書ききれないくらい人数が多い場合は、裏面に差出人の名前を連名で書いても構いません。ただ、裏面・表面両方に差出人を書くのはNG。裏面のデザインや連名の人数に合わせてどちらかだけに記載しましょう。

家族ぐるみで付き合いがある場合、子供の名前も宛名に書いてみましょう

保育園や幼稚園、学校などで子供を通じて知り合った間柄の人に年賀状を送る場合、すでに子供とも交流がありますので、宛名面には子供の名前も入れるとよいでしょう。
その場合、まず親の名前をフルネーム+敬称で記載し、その左隣に子供の名前を名前+敬称で記載しましょう。連名の場合、2人目以降の名字は省略します。

家族ぐるみの付き合いがなくても子供の名前を入れると喜ばれる

父親のみ、または母親のみなど、子供と直接交流がない場合は、必ずしも宛名面に子供の名前を入れる必要はありません。

ただ、出産報告はがきなどで子供の名前を教えてもらっている場合、子供の名前も入れたほうが先方にも喜ばれます。

相手の配偶者に面識がない場合は父子または母子の連名でもOK

ママ友として母親とその子供とは交流があるものの、配偶者とはまったく面識がなく、名前も知らない…というケースはよくあります。そのような場合は、交流のある親と子の連名だけで年賀状を出しましょう。

もし相手から送られてきた年賀状に配偶者の名前が記されていた場合は、翌年から配偶者の名前も追加して記載するとよいでしょう。

子供がたくさんいて名前を書ききれない場合の対処法

宛名面のスペースは限られていますので、連名は多くても4名までが限度です。ただ、名前を書き切れないからといって上下二段に分けるのはNGです。

5名以上の家庭に年賀状を送る場合は、代表者(世帯主など)の名前をフルネームで書いた後、その隣に「ご家族御一同様」と記しましょう。

相手の親の名前がわからない場合は「お母様」や「ご両親様」と書く

子供を通じて知り合った間柄の場合、「○○君(ちゃん)のママ(パパ)」と呼び合うケースも少なくありません。日頃はその呼び名でも問題ありませんが、年賀状を出す場合はさすがに「○○君のママ」「○○ちゃんのパパ」と書くわけにはいきません。

あらためて名前を尋ねるのも抵抗がある…という場合は、相手の子の名前をフルネームで記載し、その隣に「ご両親様」や「お父様」「お母様」と連名で記すようにしましょう。

子供同士のやり取りなら子供の名前だけで送るのもあり!

子供がある程度大きくなると「お友達に自分で年賀状を出したい!」と言ってくることがあります。子供から子供に送るのであれば、相手の親の名前を書かなくても失礼にはあたりません。その場合、こちらも親の名前は書かず、あくまで子供同士のやり取りという形にしましょう。

なお、親同士で面識がある場合は、子供のやり取りとは別に相手の親を連名にした年賀状を送るのがおすすめです。

子供の敬称は年齢によって分けるのがベスト

相手が大人の場合、敬称は「様」で統一するのが一般的ですが、小さなお子さんに「様」を用いるのは違和感がある…という方も多いでしょう。

その場合は「君」や「ちゃん」などの敬称を使用してもOKですが、ある程度成長した子供は「君」や「ちゃん」などの呼び名を子供っぽいと敬遠することもあります。

そのため、「君」や「ちゃん」を用いるのは小学校低学年までに留め、高学年以降になったら大人と同じ「様」を使用するのがおすすめです。

子供の名前は漢字で書くのが基本!わからなければ「ご家族御一同様」

宛名に子供の名前を記載する場合は、年齢にかかわらず漢字で書くのが基本です。名前の読みはわかるけれど漢字がわからないという場合は、無理をせず「ご家族御一同様」の総称を使用しましょう。

漢字がわからないからといってひらがなで書いたり、うろ覚えで書いて漢字が間違っていたりしたらかえって失礼にあたります。子供の名前は漢字まで確実にわかっている場合だけ記載したほうが無難です。
なお、最初の年賀状で差出人に我が子の名前を記載する場合、漢字で書いたうえでふりがなを振っておけば、先方に正しい名前を伝えることができます。

ビジネスでは連名は使わないのがベター

これまでプライベートでの連名について紹介しましたが、ビジネスの場合はどうでしょうか。ここでは、基本的なビジネスシーンの宛名の書き方をご紹介します。

取引先や担当者などビジネスで年賀状を送る場合、前提として宛先に連名は使用できません。
同じ取引先・同部署内である場合は、連名ではなく担当者ごとに1枚ずつ送りましょう。

ビジネスシーンでの年賀状の一般的な書き方としては、住所、会社名、部署名、役職、名前の順番で書いていきます。 会社名を(株)と省略して書くのは、失礼にあたります。「株式会社」と正式名称で書くようにし、名前の後は敬称「様」を付けましょう。

担当者の個人ではなく、会社宛に年賀状を送りたい時は、「〇〇(企業名) 御中」にします。同会社の特定の部署自体に年賀状を送りたい場合も「〇〇(企業名) △△(部署名) 御中」としましょう。
御中は個人名には使わず、企業名や部署名の後に付ける敬称です。「様」と「御中」両方使うのはマナー違反なので、上手に使い分けましょう。

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よくあるご質問

年賀状の宛名に子供の名前を入れるのはどんなときですか?

家族ぐるみで付き合いがある場合、子供の名前も宛名に書くとよいでしょう。
子供と直接交流がない場合は必ずしも宛名面に子供の名前を入れる必要はありませんが、出産報告はがきなどで子供の名前を教えてもらっている場合は入れたほうが先方にも喜ばれます。

子供がたくさんいて、年賀状の宛名に名前を書ききれない場合はどうしたらいいですか?

宛名面のスペースは限られていますので、連名は多くても4名までが限度です。
5名以上の家庭に年賀状を送る場合は、代表者(世帯主など)の名前をフルネームで書いた後、その隣に「ご家族御一同様」と記しましょう。

こちらの記事内では、子供の敬称の使い分け、名前の漢字がわからない場合の対処法、子供の名前だけで送るケースなどもご紹介しています。

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