年賀状の当選番号の確認方法や引き換え方法とは?賞品の一例もご紹介
公開日:2023年7月26日
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年賀状はもらうだけでもうれしいものですが、中には当選番号の発表を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。2枚つづりの切手シートをもらったことがあるという方も多いかもしれません。
お年玉付年賀はがきは1年最初の運試し。当選賞品には現金や電子マネー、ふるさと小包など毎年さまざまな賞品が用意されています。
今回は年賀状の当選番号の確認方法や引き換え方法、過去の当選賞品の一例や引き換え時に注意すべきことなどをご紹介していきます。
年賀状の当選番号とは
受け取った年賀状を見てみると、ほとんどがお年玉付年賀はがきではないでしょうか。毎年何気なく受け取っているお年玉付年賀はがきですが、当選確率やダブルチャンス賞について知っている人は少ないかもしれません。
当選番号の確認方法や引き換え方法について詳しく見る前に、まずはお年玉付年賀はがきについてご説明します。
お年玉付年賀はがきとは?
お年玉付年賀はがきとは、宛名面の下部に数字が書いてあり、毎年1月中旬に行われる当選発表をもって賞品が当たる年賀はがきのことを言います。
年賀状で新年の挨拶をすることで受け取った相手に賞品が当たる、お得でうれしいサービスですが、この制度がスタートしたのは昭和24年。
大阪で用品雑貨の会社を経営していた林正治氏が、年賀状にくじや寄付金を付ければ終戦直後で落ち込んだ日本を元気付けられると郵政局にアイディアを持ち込み、紆余曲折を経てお年玉付年賀はがきが誕生しました。
お年玉付年賀はがきの当選確率
お年玉付年賀はがきでは切手シートしか当たったことがないという人もいるかもしれません。そこで気になるのがお年玉付年賀はがきの当選確率。どれくらいの確率で賞品が当たるのでしょうか。
年賀はがきの取扱量は毎年変動がありますが、当選確率は「何万枚に1本」というようにあらかじめ決まっています。 例えば2023年用の年賀はがきの場合、1等の現金・電子マネーが100万枚に1本、2等のふるさと小包が1万枚に1本、3等の切手シートが100枚に3本が当選する計算でした。
当選確率にすると1等が0.0001%、2等が0.01%、3等が3%となり、3等は比較的当たりやすいものの、1等・2等はなかなか当たらないことがわかります。
年賀状ダブルチャンス賞とは?
皆さんは、年賀状のダブルチャンス賞を知っていますか。
1月中旬のお年玉年賀状抽選で外れてしまっても、さらなる抽選で賞品が当たるかもしれないうれしいサービスです。
ただし、年賀状ダブルチャンス賞は毎年行われるわけではなく、直近では元号が令和に変わった2019年に新元号記念として行われました。もしかしたらまた行われる年があるかもしれないので、その年いっぱいは年賀状を手元に保管しておくと良いでしょう。
お年玉付年賀はがきをもらったら
お年玉付年賀はがきは、どういったスケジュールで当選番号の発表が行われるのでしょうか。ここからは、当選番号の抽選・発表日、当選番号を調べる方法や確認するコツなどをご紹介します。
当選番号の抽選・発表日
お年玉付年賀はがきの当選番号の抽選・発表は、毎年1月の半ばごろに行われます。2023年の当選発表は1月15日でした。
一般客を招いた会場で、ルーレットに矢を放つなどして当選番号を決める抽選会の様子をテレビなどで目にしたことがある人もいるかもしれません。おめでたい雰囲気の抽選会は、見ているだけでテンションが上がりますよね。
近年の抽選会は無観客で行われていますが、会場の様子はインターネット配信もされているのでぜひご覧ください。
年賀はがきの当選番号を調べる方法
お年玉付年賀はがきの当選番号は、抽選・発表日以降郵便局のウェブサイトのニュースリリースや新聞などでチェックすることができます。
届いた年賀状を保管する場合は、抽選後に当選番号を確認できるよう取り出しやすいところに一時保管しておくと安心です。賞品の引換期間は半年ほどありますが、引き換えを忘れてしまわないように早めに確認しておきましょう。
年賀はがきの当選番号の見方
お年玉付年賀はがきが当選しているか確認する際は、年賀はがきの宛名面を見ます。お年玉付年賀はがきのデザインは毎年異なるものの、番号は右下にあり、この6桁の数字と当選番号が合っているか確認することになります。
1等の場合は6桁全て、2等の場合は下4桁、3等は下2桁が当選番号と一致しているか確認しましょう。なお、左側には組番号が記載されていますが、こちらは抽選には関係ありません。
郵便局では額面の金額に5円の寄付金が含まれる「寄付金付お年玉付年賀はがき」と3円の寄付金が含まれる「寄付金付お年玉付年賀切手」も販売されています。これらのはがき、切手にも当選番号が記載されていますので、お手元にある場合はお年玉付年賀はがき同様6桁の数字を確認してみましょう。

当選番号を確認する際のコツ
大量の年賀はがきを受け取る人の場合、一枚ずつ当選番号を確認していくだけで大変な作業です。確認する際のコツは、どの賞を見る場合も下2桁に注目していくと良いでしょう。
1等から3等までの当選番号の下2桁を控えたら、その数字と合致するものがないか一通り確認します。その後、仕分けたはがきの中から1等の残りの4桁と2等の残りの2桁を確認すれば、一枚ずつ全桁確認する必要がないので作業効率がアップします。
もし当選していたら
当選番号の確認が終わったら、当選はがきと賞品を引き換えに行きましょう。賞品の引換期間は期間限定となっているため、忘れずに引き換える必要があります。また、賞品の引き換えに必要なものがありますので、郵便局に行く前に調べておくと良いでしょう。
賞品の引換期間
お年玉付年賀はがきを賞品と引き換える期間は、当選番号の発表日翌日から約半年間で、郵便局のウェブサイトに掲載されます。2023年の引換期間は、1月16日から7月18日まででした。
半年も引換期間があるとかえって忘れてしまいそうですが、郵便局に行くことがあれば、ついでに当選はがきを持参しましょう。この期間を過ぎると、はがきが当選していても賞品と引き換えてもらえないので、忘れずに期限までに引き換えるようにしましょう。
賞品の引換方法
お年玉付年賀はがきと賞品を引き換える際は、当選はがきを郵便局の窓口へ営業時間内に持参しましょう。
1等の現金の場合は、引換用の申請書に必要事項を記入する必要があります。申請書を提出すると、後日現金書留郵便で届けられます。電子マネーを選択した場合は、同様に申請書に記入すると、後日電子マネーに交換できるギフトIDが簡易書留郵便で届くようになっています。
2等のふるさと小包の場合は賞品の引換用の申請書と賞品カタログが渡されるので、必要事項を記入して提出しましょう。賞品発送の申込はがきにカタログの番号を記載して投函すると、後日賞品がゆうパックで届きます。
3等の切手シートは、その場で賞品が手渡されます。
賞品の引換時の注意事項
1等または2等に当選した場合は、窓口で運転免許証や健康保険証、マイナンバーカードなど、本人確認ができる書類が必要となるので、忘れずに用意しましょう。
会社など団体宛ての年賀状が当選している場合、賞品を受け取る権利があるのは名義人、つまり法人や団体を指します。
このような場合は、当選した法人・団体の関係者であることが証明できる名刺や保険証を持参すると、賞品の引き換えが可能です。
年賀はがきの当選賞品の一例
お年玉付年賀はがきの過去の例を見てみると、パソコン、テレビ、洗濯機、冷蔵庫などその時代に人気だった電化製品が賞品に用意されることも多かったようです。ここからは、近年の気になる当選賞品の一例を見ていきましょう。
2021年
2021(令和3)年のお年玉付年賀はがきの当選賞品は以下でした。
1等 現金30万円または電子マネー31万円分
2等 ふるさと小包など
3等 お年玉切手シート
1等は現金または電子マネーのどちらかが選べるようになっていました。現金の場合は30万円なのに対し、電子マネーの場合は31万円分受け取ることができてさらにお得ですね。
2020年に続いて登場した電子マネーは、「EJOICA(イージョイカ)セレクトギフト」が提携している電子マネーの中から選択し、ギフト金額を交換する仕組みでした。また、3等のお年玉切手シートには、古くから縁起が良いとされる鶴と亀がデザインされていました。
2022年
2022(令和4)年のお年玉付年賀はがきの当選賞品は以下でした。
1等 現金30万円または電子マネー31万円分または2021年発行特殊切手集および現金20万円
2等 ふるさと小包など
3等 お年玉切手シート
1等は現金または電子マネーに、さらに2021年発行の特殊切手集および現金20万円が追加されました。
特殊切手集には、2021年の1年間に発行された特殊切手と、切手デザイナー描き下ろしのオリジナル切手シートが収録されていました。2022年のお年玉賞品でのみ手に入れられる限定切手集で、さらに現金20万円ももらえるなんて豪華ですね。
3等のお年玉切手シートには、干支の寅のイラストが描かれていました。
2023年
2023(令和5)年のお年玉付年賀はがきの当選賞品は以下でした。
1等 現金30万円または電子マネー31万円分または2022年発行特殊切手集および現金20万円
2等 ふるさと小包など
3等 お年玉切手シート
2022年に続き、前年に発行された特殊切手集および現金20万円が登場しました。オリジナルの切手集は切手ファンでなくとも、うれしいのではないでしょうか。
3等のお年玉切手シートには、かわいらしい干支のうさぎと花のイラストが描かれており、通年で使いやすいデザインとなっていました。
当選はがきや引き換え方法に関するQ&A
「書き損じたはがきや未使用のはがきが当選した場合はどうなるの?」など、お年玉付年賀はがきで気になることがある人もいるかもしれません。
最後に、当選はがきや引き換え方法に関する質問をまとめてみました。ちょっとした疑問がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Q.書き損じたはがきや未使用のはがきが当選した場合は?
書き損じた年賀はがきや未使用の年賀はがきが当選した場合も、賞品と引き換えてもらうことができます。
書き損じはがきとは字を間違えて書いてしまったはがきのこと。書き損じ年賀はがきは郵便局で交換してもらったり、現金に替えてもらったりすることもできるので、書き損じた場合は捨てずに郵便局に持っていきましょう。
Q.当選はがきは賞品引き換え後返してもらえますか?
送り主からのメッセージやイラストが詰まった大切な思い出の一部なので、せっかくなら手元に残しておきたいですよね。当選したはがきは、郵便局で当選番号部分に日付印を押印して返却してもらえるので安心してください。
Q.本人確認書類はどのようなものを持っていけばいいでしょうか?
1等・2等に当選した場合は、当選はがきと合わせて本人確認書類の提示が必要になります。
運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード、官公庁が発行した免許証、許可証や資格証明書など、本人の住所と氏名を確認できる証明書を忘れずに持参しましょう。
3等の場合は本人確認書類は不要です。
Q.家族・親戚の当選分の賞品を引き換える場合は?
家族や親戚の当選はがきと賞品を引き換える場合は、当選者本人およびその代理人の本人確認書類が必要になります。
同居家族の場合は必要ありませんが、当選者と代理人の住所が違う場合は委任状も必要です。委任状の書式などは郵便局に確認してみてください。
Q.会社宛てのはがきが当選した場合は?
会社など団体宛ての年賀状が当選した場合、賞品を受け取る権利があるのは名義人、つまり法人や団体を指します。
賞品の引換自体は、当選した法人の関係者であることが証明できれば問題ないため、当該団体の関係者であることが確認できる名刺や保険証を持参しましょう。
自分宛の年賀状が当選した場合も、部署名や役職名が記載されている限り受取人は会社と見ることができるため、賞品の受け取りについては念の為会社に確認しましょう。
Q.当選はがきの一部が破損・切り取られている場合は?
当選はがきが一部破損していたり切り取られている場合でも、破損部分が一部分のみで、その年の年賀はがきとして確実に判別できる場合は、賞品と交換してもらえます。
ただし、料額印面部分(郵便切手の貼り付け位置)が破損している場合や切り取られている場合は原則として交換してもらうことができないため、年賀状の仕分け時など注意しましょう。
Q.お年玉切手シートは購入できる?
お年玉切手シートは毎年デザインに工夫がなされ、コレクションしている人もいるのではないでしょうか。縁起の良い干支や鶴亀などがデザインされた切手は、その年らしくてもらった方もうれしいですよね。
お年玉切手シートは郵便局のネットショップで購入可能です。売り切れてしまう可能性もあるので、抽選日以降に確認してみてください。
まとめ
年の初めの運試し、お年玉付年賀はがき。大切な人にもらう年賀状はそれだけでもうれしいものですが、当選していたら新年のうれしさもひとしおです。
中にはお年玉当選番号を確認せずに保管してしまう人もいると思いますが、もしかしたら手元の年賀はがきが当選しているかもしれませんよ。来年の年賀はがきはぜひ一度保管して、抽選日を心待ちにしてみてはいかがでしょうか。
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よくあるご質問
お年玉はがきが当選した場合、どのように賞品を引き換えたらいいですか?
お年玉付年賀はがきと賞品を引き換える際は、当選はがきを郵便局の窓口へ営業時間内に持っていきます。
2023(令和5)年では1等・2等に当選した場合は、当選はがきと合わせて本人確認書類の提示が必要でした。
書き損じたはがきや未使用のはがきが当選したらどうしたらいいですか?
書き損じた年賀はがきや未使用の年賀はがきが当選した場合も、賞品と引き換えてもらうことができます。