英語で年賀状を送ろう!そのまま使える例文や注意点もご紹介

公開日:2024年1月18日

年賀状は日本国内だけではなく、海外にも通用するコミュニケーションツールの一つです。日本ならではの文化である年賀状を通し、海外の方との交流を深められます。

英語で年賀状を送りたいものの、「英語が苦手」「年賀状を英語で書くのは難しい」という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、年賀状の英語表現をはじめ、年賀状にそのまま使える英語フレーズや注意点について解説します。

年賀状の英語表現

新年のお祝いや旧年中のお礼、日頃の感謝の気持ちを伝えるために送る年賀状は、英語でどのように表現するのでしょうか。

ここでは、年賀状の英語表現について紹介します。

そもそも海外に年賀状文化はあるの?

年賀状を送り合う文化は日本独自のもののため、海外に全く同じ文化はありません。しかし、年賀状に似た文化は海外にも存在します。

たとえば、欧米圏ではクリスマスシーズンに入る頃に、家族や友人などとクリスマスカードを送り合う文化があります。クリスマスカードには年末年始の挨拶も含まれており、届いたクリスマスカードは年明けまで壁や窓に飾るのが一般的です。

中国や台湾などのアジア圏には、旧正月にあたる春節を盛大に祝う文化があり、祝いの言葉を書いたカードを送り合います。

ただし、春節は旧暦に基づくため、「毎年1月1日」のような特定の日がなく、1月の下旬から2月の中旬の間で毎年日付が変わります。毎年1月1日に届くように年賀状を送り合う日本の文化とは異なる点といえるでしょう。

年賀状は英語でなんて言う?

年賀状は英語で「New year’s card」と表現します。「New year(新年)」と「card(カード)」を組み合わせた、シンプルな英語表現です。

また、「Greeting Card」と言う場合もあります。「Greeting (挨拶)」と「card(カード)」を組み合わせた言葉です。

クリスマスや誕生日、記念日など、季節の行事や記念日に合わせて家族や友人、恋人に送るカード全般を「Greeting Card」と呼ぶため、「New year’s card」よりも広い意味があります。

年賀状を英語で説明するには?

年賀状とは何かを英語で説明する際には、より詳しい英語表現が必要です。

たとえば、以下のような英語表現ができます。

The nenga-jo is a greeting card sent as a New Year’s greeting.
(年賀状とは新年を祝って贈るグリーティングカードです。)

In Japan, there is a tradition of sending New Year’s greeting cards called “Nenga-jo”.
(日本には、”年賀状”と呼ばれる新年の挨拶を伝えるはがきを送る慣習があります。)

年賀状で英語を使うシーン

英語を使用した年賀状は、グローバルなコミュニケーションツールとして活用できます。

ここでは、年賀状で英語を使うシーンを紹介するとともに、送る際のポイントについても解説します。

海外在住の外国人に年賀状を送る

年賀状は、日本国内だけでなく海外にも送れます。

海外在住の外国人に送る年賀状は、新年の挨拶ができるとともに、日本文化に触れてもらえるきっかけにもなります。海外在住の外国人の友人や留学中にお世話になったホームスティ先の家族など、異なる文化を持つ方にも喜ばれるでしょう。

英語での宛名の書き方や届くまでの日数などは、日本国内に送る年賀状と異なるため、事前に調べておくと安心です。

日本在住の外国人に年賀状を送る

日本社会のグローバル化が進み、令和4年末の在留外国人数は約307万人と過去最高を更新しました。

プライベート・ビジネス問わず、日本在住の外国人と付き合いがある方も少なくないでしょう。普段はメールやSNSなどでコミュニケーションをとっている相手でも、年に一度の新年の挨拶は、日本ならではの文化である年賀状を送ることをおすすめします。

日本在住の外国人に年賀状を送る場合、宛名をアルファベット表記にすると、自分宛に届いた年賀状であることがすぐわかるでしょう。

ただし、配達員への配慮も必要です。英語の宛名にはカタカナ表記を併用したり、住所は日本語で記載したりするなど、誤配や遅延を招かないように工夫しましょう。

海外在住の日本人に年賀状を送る

デジタルコミュニケーションが普及し、海外在住の相手ともリアルタイムに連絡を取れる時代です。しかし、アナログなコミュニケーションだからこそ伝わる思いがあります。

海外赴任中の家族や留学中の友人など、海外で頑張る大切な相手に年賀状を送ってみてはいかがでしょうか。新年の挨拶とともに、相手を想うあたたかい気持ちを一緒に届けられます。

海外在住の日本人に送る年賀状は、宛名と住所は英語表記、メッセージは日本語表記で問題ありません。

カジュアルな年賀状を送る

友人や家族など近しい間柄の方へ送る年賀状であれば、英語フレーズを一文加え、カジュアルな印象に仕上げるのもおすすめです。アルファベットをつなげた筆記体で書くと、よりおしゃれな雰囲気を演出できます。

しかし、日本人で目上の方に送る年賀状では、カジュアルな英語表記は場合によっては失礼にあたるかもしれません。年賀状で英語を使用するか否かは、送る相手との関係性によって判断しましょう。

年賀状で使える英語フレーズ25選

英語で年賀状を書きたいものの、どのような文章にすればよいか悩む方も多いでしょう。

英語で書く年賀状は、日本語で書く年賀状と同様、新年の挨拶や相手に対する感謝の気持ちや、新年がよいものとなることを願う内容などを書くと喜ばれます。

ここでは、年賀状で使える便利な英語フレーズを紹介します。相手にあった英語フレーズを選びましょう。

定番フレーズ

まずは「あけましておめでとうございます」「今年もよい年になりますように」のような、年賀状に使える英語の定番フレーズを紹介します。

Happy New Year.
(新年おめでとう)

Happy New Year 20●●.
(20●●年 新年おめでとう)

​​I wish you a Happy New Year.
(素晴らしい一年になりますように)

Wishing you all the best in 20●●.
(20●●年があなたにとってよい1年になりますように)

Best Wishes for the New Year.
(新しい年にたくさんの幸福が訪れますように)

May this be a happy and fruitful year.
(幸せで素晴らしい年となりますように)

ビジネスシーンで使えるフレーズ

日本企業のグローバル化が進み、海外企業が取引先となることも珍しくありません。 ビジネスシーンでは、丁寧な表現の英語フレーズを使用しましょう。

We look forward to your continued patronage in 20●●.
(20●●年もよろしくお願いいたします)

We appreciate your cooperation last year.
(旧年中は大変お世話になりました)

Thank you for your continuous support this year.
(本年もよろしくお願い申し上げます)

I look forward to working together this year.
(本年も一緒に仕事させていただくのを楽しみにしております)

We hope the new year will bring you success and prosperity.
(新年があなたに成功と繁栄をもたらすことを願っています)

We look forward to your continued success.
(貴社の発展を心よりお祈り申し上げます)

家族や友人に使えるフレーズ

家族や友人など近しい間柄の相手に使える、カジュアルな英語フレーズを紹介します。

Let's enjoy our best to make this year an exciting year.
(今年も刺激的な一年になりますように全力で楽しもう)

Have a great year.
(よい年になりますように)

I wish you a year full of love, joy and good luck.
(愛と喜び、幸運に満ちた溢れた一年を)

Thanks for always being by my side last year. Best wishes for a great new year.
(昨年は助けてくれてありがとう。あなたにとってよい一年になりますように)

Let's have fun this year, too.
(今年も楽しもう)

May all your dreams come true this year.
(今年はあなたの夢がすべて叶いますように)

Here's to the New Year. Cheers!
(新年を祝って乾杯)

結びに使えるフレーズ

年賀状の結びに使えるフレーズを紹介します。日本語で書く年賀状に、英語のフレーズを一文加えたいときにもおすすめです。

All the best wishes for the New Year.
(新年もすべてのことがうまくいきますように)

I look forward to seeing you in the New Year.
(今年もお会いできるのを楽しみにしています)

I hope you will have a fabulous 20●●.
(20●●年もどうぞよろしくお願いします)

Sincerely
(心をこめて)

Best wishes.
(最高の願いを込めて)

With love.
(愛を込めて)

英語で書いた年賀状を海外へ送るときのポイント

英語で書いた年賀状を海外へ送る場合、日本国内に送る年賀状とは異なる点がいくつかあります。

確実に相手に届けるためにも、英語で書いた年賀状を海外へ送るときのポイントについて事前に確認しておきましょう。

はがきは横向き・横書き

英語で書いた年賀状の例

日本国内に送る年賀状は、裏面で横書きデザインを使用している場合を除き、縦向き・縦書きが基本です。しかし、海外へ送る場合、はがきは横向き・横書きにします。

はがきに印刷された受け取りの郵便番号枠が右にくるようにし、差出人の宛名と住所は左上部分、受取人の宛名と住所は右下部分に書きましょう。

国際郵便であることがわかるよう、宛名面の上部の空白部分に「 POST CARD」、左下の空白部分には「AIRMAIL」を記載します。はっきり文字が読めるよう、青色あるいは黒色のペンを使用するとよいでしょう。

料金は一律100円

海外に送るはがきの料金は一律100円(航空便)です。

郵便局で販売されている通常はがきは、一通63円です。通常はがきに、37円分の切手を貼ると世界中に送れます。

年賀状としてポストカードや私製はがきを使用する場合は、100円分の切手を貼って投函しましょう。

住所は小さい情報から

英語で住所を書く場合、小さい情報から大きい情報の順序で書きます。

つまり、日本語での住所の書き方とは逆になり、建物名や部屋番号→番地→市区町村名→都道府県または州→郵便番号の順に記載します。

年賀状を海外に送る場合、日本国内に送る年賀状では表記することのない国名も必要です。住所の最後には、相手の国名を必ず大文字で書きましょう。

英語で書くときの注意点

新年を気持ちよくスタートするためにも、英語で年賀状を書く際の注意点を確認しておきましょう。

HappyNewYearには「A」をつけない

「A Happy New Year」は、新年を祝う英語の定番フレーズとして用いられます。しかし、「Happy New Year」は「Good morning」のような挨拶表現であるため、文頭に不定冠詞の「A」は不要です。

「Have a happy new year」のように、文章の体裁をとる場合には「Happy New Year」の前に「A」が必要です。ただし、ここでの「Happy New Year」は「よいお年を」という意味があります。新年に送る年賀状には相応しくない英語フレーズなので注意しましょう。

スペルミスに気を付ける

日本語で年賀状を書く際と同様、英語で書く年賀状でも誤字脱字は失礼にあたります。

住所や宛名にスペルミスがあると、住所不明や宛先不明となり、差出人の住所に返送されてしまいます。

英単語はスペルを一字間違えるだけで、まったく違った意味になる場合もあるため注意が必要です。英語で年賀状を送る際には、書き終わった後に必ずスペルミスがないかを確認しましょう。

まとめ

年賀状は日本独自の文化ではありますが、英語で書くことで外国人の友人や知人とのコミュニケーションツールになります。

英語で書いた年賀状は、異なる文化や言語を持つ相手に新年の挨拶ができるとともに、日本の文化に触れてもらうきっかけにもなるでしょう。

英語で年賀状を書くことは、英語のスキル向上にもつながります。

海外または日本国内にいる外国人の友人に、新年の挨拶と日頃の感謝の気持ちを込め、英語で年賀状を送ってみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

しまうまプリント年賀状担当スタッフ

2010年に年賀状印刷サービスを開始以来、数多くのお客様に愛され、しまうまプリントの会員登録数は500万人を突破!年賀状に関するあらゆる情報をわかりやすくお届けします。

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