年賀状に子どもの写真はマナー違反?デザインのアイデアもご紹介

公開日:2024年1月18日
更新日:2024年9月20日

毎年、年賀状の時期になるとデザインに悩む方も多いのではないのでしょうか。子どもがいる方の中には、子どもの写真入りの年賀状を検討している方もいるでしょう。

しかし、年賀状に子どもの写真を入れることには賛否両論の意見があります。「子どもの写真入り年賀状を良く思わない」「子どもの写真入り年賀状は失礼だ」と感じる方もいるでしょう。

このコラムでは、年賀状に子どもの写真を入れることはマナー違反に当たるのか、また、入れる場合のポイントや注意点について紹介します。

年賀状に子どもの写真を使うのはNG?

まず、年賀状に子どもの写真を使ってはいけないといった決まりはなく、マナー違反にはなりません。

デザイン面には賀詞、お礼などの挨拶文、年号と日付、一言メッセージを書くことが一般的で、この年賀状マナーをおさえた上で子どもの写真を入れる分には、特に問題ありません。

しかし送る相手によっては、子どもの写真入りの年賀状を快く思わない方もいます。年賀状に子どもの写真を入れるときは、送る相手を考えるようにしましょう。

子どもの写真入り年賀状を受け取った人の本音

子どもの写真入り年賀状を受け取った方が、実際にどのように感じているのか気になりますよね。受け取り方は人それぞれのため、一概に「喜んでいる」「不快に思っている」など、言い切ることはできません。

どの意見に対しても、個々の考え方として受け止め、送る相手を考える際の参考にするとよいでしょう。

気にならない

1つ目は、気にならないという意見です。年賀状に子どもの写真が入っていても、他の写真が入っていない年賀状と同じように特に不快に思ったりすることはないようです。

子どもの写真もデザインの一貫として見るため、特に気になることは少ないようです。

現状を知れて嬉しい

2つ目は、現状を知れて嬉しいという意見です。写真入りの年賀状は、なかなか会えない祖父母や親戚、友人にとって最適な近況報告の方法です。

子どもの成長はあっという間なので、毎年子どもの成長を見るのが楽しみになるようです。

悲しい

3つ目は、悲しいという意見です。子どもがいなかったり、不妊治療をしている方にとっては、子どもの写真入りの年賀状は悲しい気持ちになることがあります。

治療に励んでいるときに、子どもの笑顔を見るとかわいいと思う半面、辛くなってしまうこともあるので、子どもの写真入りの年賀状は複雑な気持ちになります。

処分しづらい

4つ目は、処分しづらいという意見です。毎年増えていく年賀状ですが、時間が経てば処分していきます。その際に、子どもの写真が入っているとなんとなく後ろめたい気持ちになり、処分しづらいようです。

子どもの写真入り年賀状を送るときのマナー

それでは受け取った人が不快に思わないためには、どういったことに気を付ければよいのでしょうか。この章では子どもの写真入り年賀状を送る際のマナーを紹介します。

年賀状は子どもの写真を披露するものではなく、新年のお祝いや日ごろの感謝を伝えるための挨拶状です。基本のマナーを守り、思いやりの心を持って、年賀状のやり取りができるとよいですよね。

送る相手を考える

子どもの写真入りの年賀状を送るときは送る相手を考えます。親戚や子どものいる友人、自分の子どもと会ったことがある友人には、子どもの写真入りの年賀状を送っても喜ばれることが多いでしょう。

上司や子どもに会ったことのない友人などは、子どもの写真入りの年賀状を喜んでくれるかを考えてから送るようにしましょう。

自分の写真も載せる

子どもの写真を年賀状に入れるときは、自分の写真や家族写真、子どもと自分の写真など、自分が写っているものも一緒に載せましょう。

子どもの写真だけだと、子どもの近況だけでなく本人の近況も気になるという方もいます。そのため、自分が写っている写真を一緒に載せておく方が良いでしょう。

小さめにする

子どもの写真が、年賀状のデザイン面いっぱいの大きさで載っていると抵抗を感じる方もいるかもしれません。

小さめの写真を使用するテンプレートを選ぶなどして、子どもの写真の大きさに配慮すると写真もデザインの一貫として捉えやすくなります。

年賀状で子どもの写真を撮るときのポイント

せっかく年賀状に子どもの写真を載せるのであれば、とっておきの良い写真を載せたいですよね。子どもの写真を撮るときは以下の3点に気をつけて撮ることがポイントです。

  • 構図を意識する
  • 撮影時間と場所を考える
  • 子どもの笑顔を撮れるように工夫する

1点ずつ確認していきます。

構図を意識する

写真を撮るときは構図を意識しましょう。代表的な構図には三分割法、二分割法、日の丸構図などがありますが、子どもの写真など人物の写真を撮るときは三分割法がおすすめです。

三分割法とは写真の王道の構図で、画面の縦と横にそれぞれ2本ずつ線を引いて三分割し、その縦と横の線が交わるところに被写体を配置するという方法です。

また年賀状でテンプレートを使いたい方は、少し余裕を持った構図で撮りましょう。小さめの写真をいくつか使うテンプレートでは、人物をアップで撮ってしまうと顔が見切れてしまうことがあります。

大きく写真を入れるテンプレートの場合は、写真の中に文字が入ることがあるため文字を入れるスペースを空けておきましょう。

縦横のどちらの向きでも撮影しておくと、使えるテンプレートの幅が広がるので、まだテンプレートを決めていない方は縦横どちらの向きでも撮影しておくと安心です。

撮影時間と場所を考える

撮影時間と場所は、写真の明るさや雰囲気に大きく影響します。天気が良い日の日中に屋外で撮影すると明るい雰囲気の写真を撮ることができます。

室内で撮影をしたい場合は、できるだけ明るい部屋を選びます。また、背景が散らかっていると人物に焦点が合いにくくなるため、背景に物がたくさん映らないように注意し、距離を保って撮影できる広い部屋を選びましょう。

子どもの笑顔を撮れるように工夫する

我が子の写真はどんな顔でもかわいいですが、年賀状には笑顔溢れる写真を選びましょう。

子どもの機嫌は、「お腹が減った」「眠たい」「疲れた」など、些細なことで変化します。ごはんやお昼寝の時間を考慮したり、夕方の疲れが出てくる時間を避けたりして、撮影時間を設定するとよいでしょう。

思うように撮れず、イライラしてしまうと子どもの笑顔を引き出すことはできません。楽しい雰囲気で、リラックスをして撮影することを心がけましょう。

【相手別】子どもの写真の入れ方とおすすめの賀詞

年賀状を送る方との関係性によって、子どもの写真を入れるかどうかを考える必要があります。

また写真以外にも、年賀状を書く際には気を付けるべきポイントがあります。特に年賀状に必ず入れる賀詞は「あけましておめでとうございます」「謹賀新年」「賀正」などたくさんの種類がありますが、送る相手によって使い分けが必要です。

ここからは年賀状を送る相手別に、子どもの写真を入れる際のアイデアや賀詞の選び方について解説します。

親戚

親戚へ送る年賀状には、子どもの写真を入れると喜ばれることが多いでしょう。インパクトのあるデザインにしたい場合は、大きな写真を1枚配置するのがおすすめです。また、子どもが複数いる場合は、それぞれの子どもの様子を伝えるために、いくつかの写真を使ったデザインを選ぶのも良いでしょう。

賀詞を選ぶ際は、親戚との関係性を考慮しましょう。あまり会わない親戚や年配の方には「謹賀新年」のような4文字の敬意を示した賀詞を使うとよいでしょう。

家族の近況や日ごろの感謝を一言添えるのもおすすめです。なかなか会えない場合はご無沙汰しているお詫びなどを書くとよいでしょう。

上司や仕事関係の人

一般的に、上司や仕事関係の人に、子どもの写真入りの年賀状を送ることは避けることがほとんどです。しかし家族ぐるみで交流があったり、家族のことを普段から話す間柄なのであれば、子どもの写真を使っても良いでしょう。

賀詞は4文字のものや、「謹んで新春のお慶びを申し上げます」のような文章のものを選びます。差出人の名前は家族連名ではなく、本人のみにします。

子どもの写真を入れる場合は、小さめのデザインを選びカジュアルになりすぎないように心がけます。

友人

子どもの写真を使う際は、相手との関係性によって、写真の大きさや数を工夫しましょう。

ママ友や子どもと会ったことがある友人へは近況報告も兼ねた写真入りの年賀状がおすすめですが、子どもと関係のない友人などへ送る際は考慮が必要です。

子どもの写真だけでなく、自分の写真を入れれば自身の近況報告にもなります。

友人へ送る年賀状の賀詞については、とくに決まりはありません。「Happy New Year」などのカジュアルな賀詞を使うのもおすすめです。一言メッセージはポジティブな内容を書くとよいでしょう。

年賀状に子どもの写真はいつまで入れる?

年賀状に子どもの写真を入れる場合、いったい子どもが何歳になるまで入れてよいのでしょうか。

明確に「○○歳まで」といった決まりはありませんが、子どもたちは成長とともに次第に写真を撮るのを恥ずかしがるようです。そのため、子どもの写真入り年賀状は、小学生くらいまでという家庭が多くなっています。

しかし、なかなか会えない祖父母や親戚は、毎年の年賀状で、子どもの成長を見られることを楽しみにしている場合もあるでしょう。写真入り年賀状なら、出産報告から七五三、入園・入学、部活動の様子など子どもたちの様子をわかりやすく報告することができます。年賀状へ写真を載せるのに、年齢制限を設ける必要はありません。

まとめ

年賀状に子どもの写真を入れるのはマナー違反にはなりません。

しかし、子どもの写真入り年賀状は送る相手を考えたり、写真の大きさやデザインを工夫したりする必要があります。年賀状は相手に感謝を伝え、これからもより良い関係でいるために送るものです。相手への思いやりを忘れないようにしましょう。

しまうまプリントには豊富な年賀状デザインがあります。写真無しのデザインや、写真を入れることができるデザインなど、写真の大きさや数もさまざまで送る相手によってデザインを変更することが可能です。

年賀状印刷はしまうまプリントにお任せください。

この記事を書いた人

しまうまプリント年賀状担当スタッフ

2010年に年賀状印刷サービスを開始以来、数多くのお客様に愛され、しまうまプリントの会員登録数は500万人を突破!年賀状に関するあらゆる情報をわかりやすくお届けします。