年賀状に使えるおすすめ四字熟語を紹介!定番からビジネス、巳年におすすめの四字熟語まで
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年賀状で使う言葉の選び方に悩んでいませんか?四字熟語は、限られたスペースで深い意味と敬意を伝えられる便利な表現です。
そこで、この記事では、年賀状に使えるおすすめの四字熟語を目的別に詳しくご紹介します。ぜひ年賀状作りの参考にしてください。
年賀状で四字熟語を使うときのポイント
年賀状に四字熟語を使用する際は、いくつか気をつけたいポイントがあります。相手との関係性、時期に合った表現、正しい意味の理解、見た目のバランスなどを考えて最適な四字熟語を選びましょう。
なぜ年賀状に四字熟語を使うことが多いの?
年賀状で四字熟語を使用する理由には、大きく2つあります。1つ目は、格調高く新年の挨拶を表現できることです。四字熟語は、物事の道理や教訓、願いなどを4文字に凝縮した言葉で、年賀状のような限られたスペースで、相手への祝福や新年の抱負を凝縮して伝えるのに適しています。
2つ目は、デザイン的な効果です。四字熟語は視覚的にもバランスが良く、年賀状の冒頭に四文字で表示することで年賀状のデザインが引き立つためです。
年賀状で四字熟語をつかうときの基本マナー
四字熟語を年賀状で使用する際は、4つの基本マナーを押さえましょう。
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相手との関係性に応じて四字熟語を選ぶ
目上の方には敬意を表す表現を、親しい間柄には温かみのある四字熟語を選びましょう。 -
時期や干支に合った四字熟語を選ぶ
新年にふさわしい明るい表現や、その年の干支にまつわる四字熟語を選ぶことで、より季節感のある年賀状になります。 -
四字熟語の意味を正しく理解して使用する
使用する四字熟語の意味を確認しましょう。特に、類似した表現を混同しないよう注意が必要です。 -
見た目のバランスを考えて選ぶ
デザイン的な効果も考え、見た目のバランスが良く、読みやすい漢字で構成された四字熟語を選びましょう。
これらのマナーを意識することで、より適切で心のこもった年賀状を作成することができます。
年賀状に使えるおすすめ四字熟語をタイプ別に紹介
年賀状で使えるおすすめの四字熟語には、定番の挨拶から、幸せを願う表現、長寿を祝う言葉まで、さまざまな種類があります。ここでは、目的別におすすめの四字熟語を紹介していきます。それぞれの意味や使い方を理解して、相手に最適な表現を選びましょう。
定番の四字熟語
年賀状で最もよく使用される定番の四字熟語をご紹介します。
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謹賀新年(きんがしんねん)
「謹んで新年をお祝い申し上げます」という意味です。シンプルながら十分な敬意が込められており、年賀状の定番として広く親しまれています。フォーマルさと親しみやすさのバランスが取れた表現のため、目上の方から友人まで、どのような間柄の方への年賀状にも使用できます。 -
謹賀新春(きんがしんしゅん)
「謹んで新春をお祝い申し上げます」という意味です。「新年」を「新春」に変えることで、春の訪れを感じさせる季節感と情緒が加わります。定番の「謹賀新年」と同様に幅広く使える上に、新春の華やかさも表現できる年賀の挨拶です。 -
恭賀新年(きょうがしんねん)
「恭しく新年をお祝い申し上げます」という意味です。「謹賀」を「恭賀」に変えることで、より深い敬意が込められた表現となります。上司や取引先、目上の方など、丁寧な挨拶を心がけたい方への年賀状に適しています。 -
恭賀新春(きょうがしんしゅん)
「恭しく新春をお祝い申し上げます」という意味です。「恭賀」という深い敬意を表す言葉と、「新春」という季節感のある言葉を組み合わせることで、格調高く優美な印象を与えることができます。ビジネス用の年賀状にもおすすめです。
これらの四字熟語は、基本的な挨拶として、どれを選んでも失礼にならない表現ですので、安心して使用することができます。
幸せを願う四字熟語
新年に相手の幸せを願う気持ちを込めた四字熟語は、温かみのある年賀状を作るのに最適です。おすすめの四字熟語を5つ紹介します。
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新春万福(しんしゅんばんぷく)
新年を祝い、数えきれない幸福が訪れることを願う表現です。「新春」の清々しさと「万福」の豊かさが合わさった、明るく華やかな印象があります。親しい方への年賀状に使用すると、温かみのある新年の挨拶となるでしょう。 -
笑門来福(しょうもんらいふく)
笑いの絶えない家庭に福が訪れるという意味です。明るく前向きな印象を与える表現として人気があります。家族や親しい方への年賀状はもちろん、仲の良い同僚など、普段から親しくお付き合いのある方への年賀状におすすめです。 -
瑞祥新春(ずいしょうしんしゅん)
「瑞祥」は「めでたい良い兆し」を意味し、「新春」と組み合わさることで、新しい年に幸多い出来事が訪れることを願う表現となります。目上の方やビジネス関係の方への年賀状にも使用できます。 -
開運招福(かいうんしょうふく)
運が開け、福を招くという意味で、新年の期待を込めた表現として親しまれています。「開く」「招く」という前向きな意味を持つ漢字を使っているため、明るく希望に満ちた印象を与えることができます。新しい年に向けて良い変化を期待する気持ちを込めたい場合におすすめです。 -
一陽来復(いちようらいふく)
暗闇の後に光が差し込むように、よい方向に向かうことを願う表現です。冬至を過ぎて日が長くなっていくように、物事が良い方向に向かっていくという意味が込められています。特に前年に困難があった方への年賀状に使うと、励ましと共に新年への希望を伝えることができます。
これらの四字熟語は、新年の幸せを願う気持ちを込めた表現ばかりです。相手のことを想う温かな気持ちを伝えたい時に、ぜひ使用してみてください。
長寿や繁栄を願う四字熟語
長寿や繁栄を願う四字熟語は、特に年配の方や目上の方への年賀状に適しています。敬意とともに、末永い幸せへの願いを込めることができる四字熟語を5つ紹介します。
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永寿嘉福(えいじゅかふく)
「永寿」は長生きを、「嘉福」は良いことや幸せを意味します。長生きして幸せが続きますようにということを願う表現です。特に年配の方への年賀状に相応しく、敬意や祝福の気持ちを表すことができます。 -
鶴寿千歳(かくじゅせんざい)
鶴は伝説上、千年生きると言われていることから、鶴のように長寿であることを願う表現です。縁起物である鶴を用いた表現で、年賀状らしい季節感も感じられます。 -
長楽萬年(ちょうらくまんねん)
楽しみや繁栄が長く続くことを願う表現です。親しい方への年賀状に使用すると、温かみのある印象を与えられます。 -
支葉碩茂(しようせきも)
大きな枝から小さな葉まで、すべてが立派に育つという意味が込められており、一族の繁栄を願う表現です。家族や親族への年賀状で使うと、一族の末永い繁栄への願いを込めることができます。 -
延年転寿(えんねんてんじゅ)
ますます長生きすることを願う表現です。目上の方への敬意とともに、健康長寿への願いを込めることができます。
これらの四字熟語は、長寿と繁栄という普遍的な願いを込めた表現です。特に目上の方への年賀状では、このような格調高い表現を選ぶことで、より丁寧な印象を与えることができます。
ビジネスの年賀状で使える四字熟語
ビジネスの年賀状では、定番の四字熟語に加えて、より格調高い表現を選ぶことをおすすめします。
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恭頌新禧(きょうしょうしんき)
「恭しく新しい慶びを申し上げる」という意味です。「恭頌」という謹んで祝う言葉と、「新禧」という新しい慶びを表す言葉を組み合わせることで、格式高い年賀の挨拶となります。取引先や上司など、特別な敬意を示したい方への年賀状に適しています。 -
慶賀光春(けいがこうしゅん)
めでたい春の訪れを祝福する意味の四字熟語です。「慶賀」には「お祝い申し上げる」という丁寧な意味が、「光春」には「輝かしい春」という華やかな意味が込められています。格調と華やかさを兼ね備えた表現として、目上の方や取引先への年賀状におすすめです。 -
迎春万歳(げいしゅんばんざい)
新年を迎えた喜びを表現し、繁栄や長寿を願う四字熟語です。「万歳」という言葉から明るく活気のある印象を与えることができます。ビジネスシーンでは、社内の同僚や普段からやり取りのある取引先など、比較的カジュアルな関係の相手への年賀状に適しています。上司や重要な取引先など、より格式を重視する場合は、「恭賀新年」「謹賀新年」といった、より格調高い表現を選ぶことをおすすめします。
これらの四字熟語は、適度な格式を保ちながら、新年への期待と祝意を込めることができます。ビジネスの年賀状では、相手との関係性や業界の慣習なども考慮して選びましょう。
時候や季節感を取り入れた四字熟語
年賀状は冬から春への移り変わりの時期に届くものです。この季節感を表現する四字熟語を選ぶことで、より情緒豊かな年賀状となります。
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春風献上(しゅんぷうけんじょう)
「春の風をお届けします」という意味で、明るく希望に満ちた新年の到来を祝う四字熟語です。カジュアルな印象を与えつつも、温かみのあるメッセージを伝えることができます。 -
風吹新緑(ふうすいしんりょく)
新しい芽吹きとともに、さわやかな風が吹く様子を表現しています。新年からの発展や成長への期待を込めた表現として使えます。 -
芳春凱喜(ほうしゅんがいき)
春の良い香りとともに、めでたい喜びが訪れることを表す四字熟語です。新春の華やかさと喜びを伝えるのに適しています。
これらの季節感のある四字熟語を使うことで、新年の挨拶により深みを持たせることができます。
2025年の年賀状におすすめの四字熟語
干支にちなんだ四字熟語や、現代のトレンドを意識した表現を取り入れることで、より個性的な年賀状を作ることができます。ここでは、2025年ならではの四字熟語の選び方について解説していきます。
巳年にちなんだ四字熟語
2025年は巳年です。蛇の特徴「脱皮して成長する」「大地を這う」「不老不死の象徴」から連想できる四字熟語をこれまでに紹介した中から3つご紹介します。
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延年転寿(えんねんてんじゅ)
「年を重ねながら、ますます長寿になる」という意味の四字熟語です。蛇が脱皮を繰り返して成長していくように、年を重ねるごとに良い方向へ向かうという願いが込められています。年配の方への年賀状に使うと、長寿を祝福する気持ちを丁寧に表現することができます。 -
長楽萬年(ちょうらくまんねん)
楽しみや繁栄が永く続くことを願う表現です。蛇が大地に長く伸びる姿から連想して、巳年の年賀状におすすめの四字熟語です。家族や親しい方への年賀状に使用すると、温かみのある印象を与えられます。 -
永寿嘉福(えいじゅかふく)
「永遠の寿命と良い福が与えられる」という意味の四字熟語です。長寿の願いを込めた丁寧な挨拶で、末永い幸せを願う気持ちが込められています。蛇が不老不死の象徴とされることから、巳年の年賀状におすすめです。
2025年のトレンドを意識した四字熟語
2025年は、デジタル化やサステナビリティへの関心が一層高まる年として注目されています。そこで、発展や調和を表現する四字熟語を選んでみました。
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日進月歩(にっしんげっぽ)
一日一日の小さな進歩が、月を追うごとに大きな成長につながるという前向きな意味が込められています。新しい挑戦をしている方や、目標に向かって努力を続けている方への年賀状におすすめです。 -
勇往邁進(ゆうおうまいしん)
「目標に向かって恐れずに前進する」という意味の四字熟語で、力強い意志が感じられます。新年の目標や抱負に向かって頑張りたい気持ちを込めた年賀状に使うと、決意表明のような印象を与えることができます。 -
和顔愛語(わがんあいご)
和やかな表情と優しい言葉で人に接することを表す四字熟語です。人とのつながりを大切にする気持ちを込めた表現として適しています。
これらの四字熟語は、「進歩」「挑戦」「思いやり」という、いつの時代も変わらない大切な価値観を表現しています。2025年への期待や決意を込めた挨拶として、ぜひ取り入れてみてください。
まとめ
年賀状に使えるおすすめ四字熟語をご紹介しました。年賀状の四字熟語選びで最も大切なのは、相手を思いやる気持ちです。心からの祝意と感謝の気持ちを込めて、四字熟語を選びましょう。
相手への敬意や祝意、そして新年への願いを込めた適切な四字熟語を選ぶことで、受け取る方の心に響く、温かみのある年賀状となるはずです。
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