引越し・転居を年賀状で報告する際に気をつけたいマナーと例文を紹介

更新日:2022年11月28日

転職や転勤はもちろん、結婚・出産やライフスタイルの変化がきっかけで引越し・転居する方は多いですよね。ただでさえ引越しは大変なので、できることなら年賀状を送る際に引っ越したことも伝えたいと考える方もいるでしょう。

年賀状で報告するのはマナー的にはOKでも、おさえるべきポイントを把握していなかったために後悔してしまうことも…。そんなことにならないためにも、今回は引越し・転居を年賀状で伝える際のマナー・ポイントを例文と一緒にご紹介いたします。

引っ越し・転居を年賀状で報告する際に気をつけたいこと

年賀状で引越し・転居報告をする際、「新しい住所さえ書いておけば大丈夫!」などと考えてはいませんか。引越し・転居の報告も大切な報告ではありますが、あくまでも引越し報告のはがきではなく年賀状となります。

そのため、引越しを兼ねた年賀状を作成するのには注意すべき点がいくつかあります。どれも難しいものではありませんので、初めての方も過去に引越しを兼ねた年賀状を出したことのある方も、今一度確認しましょう。

引越し報告を前面に出しすぎない

引越しの報告は大切な連絡事項ですが、年賀状のメインはあくまで新年の挨拶です。引越しの挨拶や新住所の報告などに気を取られすぎて、新年の挨拶が疎かにならないよう注意しましょう。
デザインは新年を意識したものを選び、「謹賀新年」などの賀詞も大きめに配置して、年賀状であることが一目でわかるようにするのがポイントです。

新居の住所がはっきりわかるようにする

先ほど引越し報告がメインではないと説明しましたが、逆に全く目立たないように記載すると大切な情報が先方に伝わらないおそれがあります。

新年の挨拶と引越し報告は段落を変えたりするなど、きっちり区分させると先方に転居の情報が伝わりやすくなるでしょう。

10月より前に引っ越した場合は別途転居のお知らせを出すのがおすすめ

転居のお知らせは一般的に引越し後1~2ヵ月の間に行うのが望ましいとされています。年賀状を送るのは12月中旬以降ですので、逆算して引越しが10月以降であれば転居報告を兼ねた年賀状を出してもよいでしょう。

一方、10月より前に引っ越した場合は年賀状でお知らせするまでに2ヵ月以上の期間が空いてしまいます。その場合は年賀状とは別に転居はがきを出したほうがよいでしょう。

なお、引越し予告であれば特に制限はありません。一般的な引越しのハイシーズンは3~4月と言われているので、この時期に引っ越す場合は年賀状でお知らせすることができます。

送り先によって年賀状の賀詞に気をつける

賀詞とは新年などを祝う際に使われる言葉です。年賀状を書く際に「あけましておめでとうございます」や「迎春」などの言葉を添えます。豊富な種類のある賀詞ですが、送る相手によっては失礼に当たることも…。

「迎春」や「寿」といった1文字・2文字の賀詞は、4文字の賀詞を略したものです。上司など目上の方やビジネス相手には「恭賀新年」「謹賀新年」など、4文字の賀詞を使用するのがベターです。

「あけましておめでとうございます」は相手を選ばずに使える賀詞ですが、「迎春」などほかの賀詞と重複して使いがちです。賀詞は1つになるように気を付けましょう。

引越し先や新居に年賀状を届くようにするためには

10月より前に引っ越しをして、転居はがきをすでに送っていたとしても相手方が誤って旧住所のほうに年賀状を送ってしまった、ということも少なくありません。そのような状況に備え、郵便局の『転居・転送サービス』は積極的に利用しましょう。

『転居・転送サービス』は、旧住所に届いた郵便物を新住所に1年間無料で届けてくれるサービスです。郵便局の窓口はもちろん、ポスト投函・インターネットなどでも手続きは可能ですので、自身の都合のよい方法で手続きを済ませておきましょう。

注意すべき点としては、手続きの際「転居届」が必須なことと、手続き方法によっては本人確認のための書類が必要なことです。難しい手続きではありませんので後回しにせず、速やかに手続きしておくのが大切です。

【シチュエーション別】年賀状に載せる引越し報告の文例集

一口に引越し報告といっても、これから引っ越す場合と既に引っ越した場合、さらには仕事が理由の場合、個人的な理由の場合では文面が大きく異なります。

先方のことを考慮して、シチュエーションに合わせた引越し報告を行うようにしましょう。ここでは6つのシチュエーション別に引越し報告を兼ねた年賀状の文例をまとめました!

これから引っ越す場合の文例

これから引っ越す予定がある場合は、いつ・どこに転居するのかを明記しましょう。ただ、引越しの手続きが遅れたり、何らかの事情でマイホームの竣工が遅れたりする場合もありますので「○月頃」や「○月下旬」など大まかな日付でOKです。

引越しの予告には以下のような文例があります。

「○月に新居が完成し下記に転居する予定です
 新居完成のあかつきにはぜひ遊びにいらしてください」
「○月下旬に左記住所に転居することになりました
 今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます」

既に引っ越した場合の文例

通常、引越しの報告は転居後1ヵ月以内に済ませるのがマナーですが、最近は引越しをした翌年の年賀状で報告するケースも増えています。

ただ、転居を知らない相手が旧住所宛に年賀状を送ってしまう可能性がありますので、忘れずに日本郵便の転居・転送サービスに申し込んでおきましょう!
手続きを済ませれば、向こう1年間は旧住所宛の郵送物を新住所に転送してもらえます。

既に引っ越した場合の年賀状の文例は以下のとおりです。

「新居購入にともない下記住所に転居しました
 お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください」
「子供の入学を機に下記住所に引っ越しました
 今後ともよろしくお願い申し上げます」

既に引越しをした場合は旧住所の記載は不要ですが、
新住所は宛名面だけでなく、デザイン面にも書くようにしましょう。

転勤によって引っ越した場合の文例

転勤にともなう引越しの場合、異動先の支社名や営業所名もあわせて記載するとよいでしょう。かつての職場の方に年賀状を出す場合は、送別会の御礼などを添えるとより丁寧な印象になります。

「○月に××支社勤務となり 左記住所に転居いたしました
 今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願い申し上げます」
「昨年は送別会を開催していただきありがとうございました
 下記住所に転居し 新しい職場で精進しております」

単身赴任による引越しの場合の文例

単身赴任の場合、その旨も併記したほうが先方を混乱させるおそれがなくなり安心です。この場合も異動先の支社名や営業所名もあわせて記載するとよいでしょう。

「このたび、転勤に伴い下記住所に転居いたしました
 子どもの教育などの事情もあり、家族を○○○に残して単身赴任をすることになりました
 お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りください」

結婚による引越しの場合の文例

結婚に伴う引越しの報告は、今後のお付き合いをお願いするという役割も担ってくれます。贈る相手との関係性や状況に合わせ、丁寧で明るい文面にしましょう。

「このたび結婚をし、左記住所にて新生活をスタートさせました
 お近くにお越しの際にはぜひ遊びにいらしてください」

離婚による引越しの場合の文例

新年のおめでたい日に届くものなので、なるべく「離婚」という言葉を使わずに明るく前向きな挨拶をしましょう。
心機一転再スタートという言葉を使うと、相手に気を遣わせることのない文面を作ることができます。

「旧姓に戻り、下記住所にて心機一転再スタートいたします
 今後ともよろしくお願いいたします」

引越し報告を兼ねた年賀状におすすめの写真やイラストの載せ方

引越し報告を兼ねた年賀状の場合は新居の様子を写した写真を載せるのがおすすめです。ただ、新居だけを写した写真を載せると殺風景になりがちなので、新年の挨拶にふさわしいデザインやレイアウトを考えましょう。引越し報告を兼ねた年賀状におすすめの写真・イラストの載せ方を3つ紹介します。

1. 新居の写真と一緒に家族の写真を載せる

新居だけでなく、家族が一緒に写っている写真を掲載すると一気に年賀状らしくなるでしょう。家の前で撮影した写真をデザイン面に大きく載せてもよいですし、複数枚の写真を入れることができるデザインテンプレートを使用し、新居・子供・家族全員など数枚の写真を載せるのもおすすめです。

2. 新居周辺の写真を載せる

個人情報なので新居の外観や内観がわかる写真を年賀状に載せたくない…という場合は、新居周辺で撮影した写真を掲載しましょう。近くの公園や観光スポットなどを背景にした写真を載せれば、どういう場所に引っ越したのか、だいたいの雰囲気を感じ取ってもらうことができます。

注意すべき点としては「年賀状に使用する写真に、他人の顔や自分以外の個人情報が載っていないか」です。身内に送る年賀状だから大丈夫だと思っていても、そこからトラブルに発展する可能性もあります。新居周辺の写真を載せる際は、なるべくそのような写真は避けて選ぶのがベターです。

3. 引越しを連想させるデザインにする

写真を使用しない場合は、引越しを連想させるデザイン・イラストなどを選ぶのも良いでしょう。しかし、なかなか年賀状と引越しを両立するようなものが見当たらない…と悩むこともあるかもしれません。

しまうまプリントでは、カテゴリから「転居報告」を選択すると、引越しや転居をイメージさせるイラストやデザインが選べます。

公式HP上はもちろん、スマホアプリからでも簡単に作成できます。大変便利ですので、この機会にぜひ利用してみてはいかがでしょうか?

引越しと喪中が重なった場合の対応

自分が喪中の場合

自分が喪中の時は、喪中はがきまたは寒中見舞いを送ります。
喪中はがきには年賀状を出さないことを詫びる旨のみを書くのが一般的なので、引越しについての報告はせず、新住所を記載するだけにしましょう。
喪中はがきは故人が亡くなった年の11月から12月初旬までに送るようにしましょう。

相手から喪中はがきを受け取った場合

喪中はがきをくれた相手には、年賀状ではなく寒中見舞いに引越しの挨拶を添えて送りましょう。この場合も、松の内明けの1月8日以降に届くように送ります。
また、寒中見舞いには「ぜひ遊びに来てください」といった言葉を添えても問題ありません。

オフィスや店舗の移転を報告する年賀状で気をつけたいこと

引越し・転居は家庭だけでなく、オフィスや店舗が移転することがあります。基本的には移転の1か月〜2週間前に移転の挨拶状を取引先などに送りますが、移転の時期によっては年賀状で報告をすることもあるでしょう。

このような場合、何に気を付けて年賀状を作成したらいいのか、ポイントと例文をご紹介します。

移転の挨拶を伝えるために必要な項目

事務所の移転を年賀状で伝えると決まった際、どのようなことを年賀状に書けばいいのでしょうか。移転の挨拶の場合、以下の項目は正確に記載しておきましょう。

・賀詞
・日ごろのご愛顧のお礼
・移転先住所
・移転先電話番号
・移転先での営業開始日
・新住所での営業再開予定日

移転の報告とはいえあくまで年賀状ですので、新年の挨拶・賀詞は必須です。ビジネスでの賀詞は「謹賀新春」「恭賀新年」など4文字賀詞を使用するようにしましょう。また「あけましておめでとうございます」といった文章の賀詞も使用できます。

仕事始めから取引先や顧客とトラブルにならないためにも、移転先住所や電話番号・営業開始日などの「移転にまつわる情報」は、正確にしっかり記載するようにしましょう。
特に店舗移転の場合、移転先の地図も載せておくと親切です。最後に、お客様や取引先に向けて、今後の抱負や今後のお付き合いのお願いなど一言メッセージを添えると良いでしょう。

注意する点としては、ビジネスの場合であっても年賀状は「、」や「。」など句読点を使用しないのがマナー。上手に空白や改行を使って年賀状を作成しましょう。

オフィスや店舗の移転を報告する年賀状で使える例文:1

旧年中はご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます
さて この度 弊社は〇月〇日より下記新住所に移転する運びとなりましたので 謹んでご案内申し上げます
新しい年を迎え 新たな環境でさらに心配りあるサービスを提供できるよう 従業員一同一層の努力をいたします
本年も変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます

オフィスや店舗の移転を報告する年賀状で使える例文:2

旧年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます
さて この度〇〇〇〇(会社名・店舗名)は 〇月〇日より下記住所に移転することをご報告させていただきます
これを機に従業員一同さらに専心努力いたし さらに皆様のご愛顧を得られるよう邁進いたします
本年も変わらぬお付き合いをどうぞよろしくお願い申し上げます

まとめ

長年年賀状を出している方でも、タイミングが合わない限りする機会がない引越し・転居報告も兼ねた年賀状作成。

だからこそ、いざ年賀状を出すタイミングと引越しが重なった際、「どうしたらいいのか…周りの人に聞いても分からない」と、途方に暮れる方もいるのではないでしょうか。
なかなか引越し報告も兼ねた年賀状を作成する機会はないため、写真やデザイン、言葉選びなどは細心の注意が必要です。ただ、年賀状はあくまで新年を祝い、お世話になった方への感謝などを伝えるものです。

そのことを念頭に置いて、作成前にきちんとマナーやポイントを押さえておけばイレギュラーな年賀状作成も難しくはありません。しまうまプリントでは転居報告に対応した年賀状が簡単に作成できますので、ぜひ活用してくださいね。

よくあるご質問

引越し報告を兼ねた年賀状に書く項目を教えてください

・賀詞と新年のご挨拶
・転居の報告
・転居先の住所
・転居の時期
・転居の理由
を書くのがおすすめです。

こちらの記事内では、引越し報告の年賀状の書き方・シチュエーション別の引越し報告年賀状の文例・引越しと喪中が重なった場合の対応など詳しくご紹介しています。

引越し報告に載せる文例はどんなものがいいですか?

・これから引っ越す場合の文例
「○月に新居が完成し下記に転居する予定です 新居完成のあかつきにはぜひ遊びにいらしてください」
・既に引越した場合の文例
「新居購入にともない下記住所に転居しました お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください」
など入れてみてはいかがでしょうか。
他にもこちらで文例をご紹介していますのでご覧ください。

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