年賀状印刷の価格相場はいくら?年賀はがきの値上げや年賀状のお得な送り方についても解説

年末が近づくと気になるのが、年賀状の準備です。2024年には年賀はがきの値上げもあり、「印刷代も含めてどれくらい費用がかかるの?」と不安に感じる人も多いのではないでしょうか。

本記事では、ネット印刷や自宅印刷の際の年賀状印刷の価格相場をわかりやすく解説するとともに、2024年10月の郵便料金の改定や年賀はがきの最新価格についてご説明します。年賀状をお得に送るためのポイントも紹介しますので、コストを抑えながら、心のこもった年賀状を送りましょう。

年賀状印刷の価格相場

年始のご挨拶として年賀状を送る方の中には、自宅印刷のほか、ネット印刷やコンビニ印刷を検討している方も多いかもしれません。ここでは、年賀状印刷の一般的な価格相場について詳しくご紹介します。

ネット印刷の場合

ネット印刷の場合の年賀状印刷の価格は、印刷枚数や仕上がりのクオリティなどによって異なりますが、はがき代のほかに印刷料、宛名印刷代、送料などが加算されるのが一般的です。

早期割引適用時、はがきに直接印刷するタイプをフルカラーで30枚注文した場合、基本料金や送料を含めた合計金額から換算すると1枚あたり90円~220円程度が目安で、年賀はがき代を含めると、1枚あたり175~305円程度となります。

写真印画紙に印刷してはがきに貼り付けるタイプの場合は、1枚あたり120~300円が目安で、年賀はがき代を含めると、1枚あたり205~385円程度となります。

ネット印刷のメリットは、自宅にいながら注文から仕上がり確認、発送まで完結でき、デザインが豊富に用意されている点です。多くのサービスでは早割などの割引サービスが用意されており、コストと手間の両方を抑えたい方におすすめです。

自宅で印刷する場合

自宅で年賀状を印刷する場合は、はがき代に加えてインク代がかかります。また、パソコンや年賀状印刷に対応したプリンターの準備も必要です。

インクジェットプリンターでフルカラー印刷する場合、インク代は1枚あたりおよそ20円〜30円程度とされ、はがき代を含めると1通あたりのコストは約105円〜115円となります。ただし、インク代はプリンターの機種やカートリッジの価格によって差が大きく、プリンターがない場合は購入費がかかります。

自宅印刷は、デザインやレイアウトの自由度が高い一方で、印刷ミスやはがきを購入する手間がかかる点に注意が必要です。

コンビニで印刷する場合

自宅にプリンターがない場合は、コンビニのコピー機で年賀状を印刷する方法もあります。アプリなどでデザインを作成し、データを送信したり持ち込んだりすることで、24時間いつでも印刷が可能です。

専用のマルチコピー機を使って印刷する場合、フルカラー1枚あたりの印刷代はおよそ60円〜70円で、はがき代を合わせると1枚あたり145円〜155円程度が相場です。

コンビニ印刷は、1枚から印刷できるのがメリットですが、大量の枚数を印刷する場合、他の利用者の迷惑になる可能性があることに注意しましょう。

しまうまプリントの年賀状印刷価格

しまうまプリントは、手頃な価格と豊富なデザインで人気の年賀状印刷サービスです。しまうまプリントの年賀状印刷の価格は、基本料金とプリント料金で構成されます。

しまうまプリントでは宛名印刷と送料が無料で、早期ご注文でプリント料金が半額以上お得になるキャンペーンも行っています。キャンペーンを活用して、お得に高品質の年賀状を作りましょう。

年賀はがきは2024年に値上げ

2024年秋に、年賀はがきを含む郵便料金の改定がありました。年賀状の準備を負担に感じる人も少なくなく、年賀状じまいする人も増えています。ここからは、郵便料金の値上げの背景や改定後の料金一覧をご紹介します。

2024年10月の郵便料金の改定とは

郵便局では、郵便サービスの安定的な提供の維持を目的として、2024年10月1日に郵便料金の改定が実施されました。これまで63円だった通常はがきの料金が85円になり、それに伴って年賀はがきも85円に値上げされました。

通常はがきのほか、定形郵便物やレターパックの料金なども値上げの対象となり、郵便局では変更後の料金および差額に対応した額面の郵便切手を販売しています。

特に年末年始に多く購入される年賀状については、枚数が多ければ多いほど負担が大きくなるため、今後はよりコストを意識した送り方や、早期割引といったサービスの活用が重要になるでしょう。

郵便料金の値上げの背景

2024年の郵便料金値上げの背景には、通信手段の多様化やさまざまなコストの増加などの要因があります。メールやSNSによるコミュニケーションの普及により、年々手紙やはがきの利用が減少し、郵便物の取扱量が大幅に減る一方で、人件費や燃料費、配達コストは上昇しています。

こうした中、日本郵便は郵便サービスの安定的な提供の維持のため、郵便料金の見直しに踏み切りました。年賀状の配達に関連する人材確保も課題となっており、配送体制を維持するため、年賀はがきも料金改定の対象となりました。

郵便料金の一覧

以下は、2024年10月1日からの主な郵便料金改定の一覧です。

  • 通常はがき:63円 → 85円
  • 往復はがき:126円 → 170円
  • 定形郵便物(25g以内):84円 → 110円
  • 定形郵便物(50g以内):94円 → 110円
  • 速達(250g以内):260円 → 300円
  • 速達(1kg以内):350円 → 400円
  • 特定記録郵便:160円 → 210円
  • 一般書留および現金書留:480円(料金据え置き)
  • 簡易書留:350円(料金据え置き)
  • レターパックプラス:520円 → 600円
  • レターパックライト:370円 → 430円
  • スマートレター:180円 → 210円

値上げに伴い年賀状じまいする人も

2024年の郵便料金値上げを受け、年賀状を出すのをやめる、いわゆる「年賀状じまい」する人も増えています。年賀はがきの発行枚数はSNSの普及などを背景に減少傾向が続いており、ピーク時の2004年には約44億枚だった年賀状は、2025年には約10億枚まで激減しました。

しかし、郵便料金の高騰を理由に年賀状じまいする人がいる一方で、年賀状を続ける人も多くいます。

年賀状は、たとえ年に一度でも相手を思い出し、気持ちを伝えるきっかけになる大切な文化です。年賀状を手に取ったときのうれしさは、デジタルのやりとりでは得がたいものでしょう。

年賀状じまいする際の注意点

年賀状じまいをする際は、相手への配慮と伝え方が大切です。突然年賀状を送るのをやめると、相手に不安や寂しさを与えることがあるため、最後の年賀状で「今年限りで年賀状を控えさせていただきます」といった一言を添えるのが一般的です。

また、年賀状をやめる代わりに、メールやSNSといった他の連絡手段でのつながりを継続したい旨を伝えることで、円満に関係を続けられます。特にビジネスの相手や年配の方の中には、紙の年賀状を重要視している場合もあるため、年賀状じまいの理由とともに丁寧に伝えることが重要です。

年賀はがきについて知っておきたい3つのポイント

郵便料金の改定や印刷コストの上昇など、年賀状作りの費用がかさむなか、年賀はがきに関するちょっとした知識を持っておくだけで、無駄なコストを防げます。ここでは、年賀はがきを送るうえで知っておきたい3つのポイントをご紹介します。

書き損じはがきは交換可能

書き損じた年賀はがきは、郵便局で所定の手数料を支払うことで、切手やはがきなどと交換が可能です。1枚あたりの手数料は6円で、100枚以上の場合は1枚につき13円の手数料がかかります。

交換は簡易郵便局を除く全国の郵便局窓口で行えますが、額面印刷が汚れているものや消印付きのものは交換不可のため、注意が必要です。

また、喪中など特定の事情がある場合には、無料での交換制度もあります 。窓口で服喪であることを伝え、所定の用紙に記入しましょう。

間違えて購入した場合は交換可能

インクジェット用と普通紙の取り違えなど、誤って別の種類の年賀はがきを購入した場合は、未使用で当該年度の販売期間内であれば、無料で他の種類の年賀はがきと交換可能です。ただし、広告付き年賀はがきや年賀状印刷などは対象外です。

なお、通常のはがきや切手に交換することもできますが、その場合1枚につき6円の手数料が必要です。ルールを把握しておけば、年賀状を間違えて買ってしまった場合でも、無駄なく対応できるでしょう。

通常の郵便はがきは年賀状として使用可能

郵便局で販売している通常の郵便はがきを年賀状として使うことも可能です。

通常の郵便はがきを年賀状として使う場合は、切手部分の下に赤い文字で「年賀」と記入しましょう。朱書は縦書きが一般的ですが、手書きでも印刷でも構いません。

朱書がない場合は普通郵便扱いとなり、年内に配達されてしまう可能性もあるため注意が必要です。また、通常の郵便はがきを年賀状として送る際は、年賀状専用の投函口に入れるようにしましょう。

年賀状をお得に送るための3つのポイント

年賀状の印刷費やはがき代が値上がりする中で、少しでも出費を抑えたいと考える方も多いのではないでしょうか。ここからは、コストを抑えながらも、相手に喜ばれる年賀状を送るための3つのポイントをご紹介します。

割引やキャンペーンを利用する

年賀状印刷をお得にするうえで効果的なのが、ネット印刷サービスの割引やキャンペーンの活用です。

多くのネット印刷サービスでは、10月〜12月の早期注文に対して印刷代が割引になる「早割キャンペーン」を実施しています。中には半額以上もお得になるキャンペーンもあるため、タイミングによってはさらにコストを抑えることが可能です。

注文時期が遅くなると割引率が下がり、さらに年末が近づくと混雑による納期の遅延リスクもあるため、余裕を持った注文が安心です。

しまうまプリントなら送料・宛名印刷が無料

ネット印刷サービスでは、はがき代や印刷代に加えて宛名印刷代や送料など追加料金がかかるケースも多いですが、しまうまプリントでは宛名印刷代も送料も無料で対応しています。

宛名データは、各種年賀ソフトや専用ファイルから簡単に登録でき、パソコンはもちろんスマートフォンからでも操作が可能です。大量の宛名を手書きする手間も省けるほか、完成した年賀状は無料で自宅に届けてもらえるため、費用を抑えながら効率的に年賀状を準備することができます。

家族みんなの分を注文するなら「複数デザイン同時注文」がおすすめ

家族分の年賀状を注文する場合は、しまうまプリントの「複数デザイン同時注文」がおすすめです。

個人用とビジネス用で別のデザインを注文したい場合や、夫婦と親子など複数パターンを作成したい場合に、1回の注文で複数のデザインをまとめて印刷できるため便利です。

同一商品・同一はがき・同一仕上げであれば、1注文あたり10デザインまで同時に注文でき、同じデザインで写真や差出人情報を変更したい方にもおすすめです。

まとめ

年賀状印刷は、ネット印刷・自宅印刷・コンビニ印刷など方法によって費用が異なりますが、ネット印刷の場合は割引やキャンペーンを活用することで、コストを抑えることが可能です。

しまうまプリントでは、いつでも送料や宛名印刷が無料で、早期ご注文でプリント料金がお得になるキャンペーンも実施しています。年賀はがきの値上げが気になる今だからこそ、上手にサービスを選んで、お得に年賀状を準備しましょう。

この記事を書いた人

しまうまプリント年賀状担当スタッフ

2010年に年賀状印刷サービスを開始以来、数多くのお客様に愛され、しまうまプリントの会員登録数は500万人を突破!年賀状に関するあらゆる情報をわかりやすくお届けします。