年賀状で使える、気の利いた一言文例集。相手に合わせて使い分けよう!
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新年の初めに届く年賀状、せっかくなら相手も受け取って嬉しくなるような年賀状を送りたいものです。そんないつもの年賀状に、一言コメントを添えるとより好印象な年賀状に変わります。
しかし、相手によってはどのような一言がいいのかと悩んでしまうことも。そこで今回は、2026年に送る年賀状に添える気の利いた一言の相手別の文例と、相手の心に響かせるメッセージのポイントについて紹介します。

一言添えることで心がこもった年賀状に
年賀状は、いつもお世話になっている方や普段なかなか会えない方に送る、新年の挨拶状です。
「来年の年賀状にはどの写真を入れよう」「来年の干支に合わせてどんなデザインを選ぼう」などと、毎年の年賀状作成を楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。
最近では、さまざまな年賀状印刷サービスや年賀状作成アプリが登場しています。豊富なデザインの中からお好みのものを選んで、手軽にオリジナリティあふれる年賀状を作成できるようになりました。
これらの年賀状デザインは、すでに挨拶文が印刷されているものがほとんどです。印刷された年賀状だとしても、手書きで一言書き添えられていたら、受け取った相手は温かい気持ちになるのではないでしょうか。
近況報告や日ごろの感謝の気持ちを一言書き添えるだけで、受け取った相手の心をぐっと掴む、温かみのある年賀状になります。
一年に一度の年賀状は、貴重なコミュニケーションの機会です。日ごろ伝えられないメッセージを込めて、年賀状を送ってみてはいかがでしょうか。
年賀状に添える一言にふさわしい話題とは?
「年賀状になにか一言添えたいけれど、いったいどんなことを書けばいいの?」と、なかなか筆が進まない方はいらっしゃいませんか。年賀状に添える一言には、いくつか定番の話題があります。この章では、年賀状に書き添える話題のうち代表的な3つを紹介します。
近況報告
近況報告は、年賀状に添える話題として定番です。昨年あった出来事を年賀状に書き添えてみましょう。
- 結婚
- 出産
- 転居
- 子どもの成長
- 就職
- ペット
共通の話題
普段から交流のある方に対しては、共通の話題について一言添えるのもよいでしょう。
- 趣味
- 仕事
- 最近会った時のこと
- 習い事
新年の抱負や今年の目標
仕事やプライベートで達成したいことがある場合は、新年の抱負や今年の目標を一言添えるのはいかがでしょうか。
- 仕事
- 資格取得
- 趣味での抱負
相手やシーンを選ぶことなく使える一般的な文例
ここでは、相手を選ばない一般的な一言メッセージを紹介します。どんなシーンでも使える定番の年賀状の文章ですので、「何を書いたらいいのか分からない…」とお悩みの方は、以下の文例から選ぶのがおすすめです。
「旧年中はお世話になりました」
「素敵な一年になりますように」
「昨年は大変お世話になりました」
「幸多き一年になりますように」
「本年も変わらぬお付き合いをどうぞお願い申し上げます」
「心豊かな一年になりますように」
「本年もどうぞよろしくお願いします」
「ご活躍をお祈り申し上げます」
「お変わりなくお過ごしでしょうか」
「楽しいお正月をお迎えでしょうか」
「〇〇様にとって良い一年でありますように」
「昨年は格別のご指導を賜り 厚くお礼を申し上げます」
「皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします」
「本年もいい年でありますように」
「ご健勝をお祈りしております」
「幸多き新春をお迎えのこととお慶び申し上げます」
「いかがお過ごしでしょうか」
「いつもお気遣いくださり 感謝の気持ちでいっぱいです」
「またお目にかかれますことを楽しみにしております」
【相手別】年賀状の添え書きで喜ばれる一言文例集
年賀状に書き添える一言は、送る相手によってアレンジすることが望ましいでしょう。ここでは、年賀状を送る相手ごとに、一言メッセージの文例をご紹介します。以下の文例集を参考に、あなたらしい一言メッセージを書き添えてください。
友人・同僚向けの一言メッセージ文例
友人や同僚など、普段から交流のよくある方へ送る年賀状は、共通の話題を一言添えるとよいでしょう。
頻繁に会う方に宛てる場合は、一緒に出かけた食事や旅行の思い出、今後のお誘い、楽しんでいる趣味や仕事などもおすすめです。
お互いの距離を縮めて温かみや親しみを感じさせるだけでなく、次に顔を合わせた時の会話のきっかけにもなります。
また、少し疎遠になっている友人や同僚に送る場合は、近況を報告したり、お誘いのメッセージを添えたりしてみるのも効果的です。きっと、これまで会っていなかった時間を埋められるでしょう。
「昨年は一緒に食事に行けて楽しかったです」
「以前○○さんと観光に行った××に旅行に行き 当時の思い出がよみがえりました」
「お互いに飛躍の年にしましょう」
「ともに充実した一年を過ごせるとよいですね」
「最近習い事を始めました 上達できるよう特訓中です」
「わが家の息子は5歳になりました 来年はいよいよ小学校入学です」
「先日よいお店を見つけました ぜひ一緒に食事に行きましょう」
「昨年は多忙で会えず残念でした 今年は機会を見つけてぜひお出かけしましょう」
親戚向けの一言メッセージ文例
親戚や義理のご両親など親戚のなかで、遠方に住んでいてなかなか会えない方はいらっしゃいませんか。
共通の話題が見つからず、「気の利いた一言が思いつかない…」と頭を悩ませることも多いかもしれません。また、義理のご両親やパートナーの親戚は、幼少期から知っているご自身の親戚とは距離感も異なるでしょう。
そのような方に宛てる年賀状では、就職や転職・結婚・出産・入学・卒業など、ご自身のライフステージの変化を近況報告として伝えるのもおすすめです。最近、始めた習い事や趣味などに触れるのもよいでしょう。
ポイントは、相手との関係が遠いほど丁寧な文章にすることです。相手との再会を願う一言や日頃お世話になっている感謝の気持ちを伝えてみましょう。
また、義理のお父様・お母様に宛てる場合は、お父様の趣味や子ども(孫)の近況、お母様の手料理・レシピなどを話題にしたメッセージも喜ばれます。
目上の方で年に数回しか会えない場合は、相手の健康を気遣う言葉を添えるとよいでしょう。
「おかげさまで家族そろって元気に新年を迎えております」
「○○(子供)も小学校に入学し、毎日元気に通学しております」
「ご無沙汰しておりますがお変わりなくお過ごしのこととお慶び申し上げます」
「皆様お元気で幸多き年になるようお祈り申し上げます」
「新年会でお会いできることを楽しみにしています お母さんの黒豆 今年こそはマスターしたいです」
「今年もお父様のお好きな〇〇の武勇伝を聞かせてください」
上司・先輩・先生向けの一言メッセージ文例
普段はなかなか口に出しにくいことも、文章であれば伝えやすい場合があります。上司や先輩、先生など目上の方に送る年賀状は、日ごろお世話になっている目上の方に対し、感謝の言葉や新年の意気込みを伝えるよい機会です。
あなたからのメッセージを読んだ相手との信頼関係もより一層深まり、年始の仕事始めや新学期においてもよいスタートを切ることができるでしょう。
先生に宛てる場合は、現在お世話になっている・かつての恩師・子どもが通う学校の先生など、関係性によってメッセージの内容も異なります。
お世話になっている先生には感謝の気持ちを、やや疎遠になっている恩師には、近況報告や新たな1年に向けた目標を伝えるとよいでしょう。
「旧年中は格別のご指導を賜り厚く御礼申し上げます」
「昨年は○○の件で大変お世話になりました」
「本年も変わらぬご指導ご鞭撻の程 よろしくお願い申し上げます」
「新年を迎え 改めて先生方のご指導に感謝申し上げます 今年もさらに成長できるよう努力してまいります」
「先生のご指導のおかげで大きく成長できました 感謝の気持ちでいっぱいです」
「先生のご指導のおかげで無事○○の資格を取得することができました」
「学生時代の先生のご指導のおかげと大変感謝しております」
「今年も先生の教えを胸に さらに努力を重ねていきたいと思います」
「旧年中は○○へのお心遣いありがとうございました 本年も何卒よろしくご指導いただきますようお願い申し上げます」
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後輩・部下向けの一言メッセージ文例
普段は後輩や部下に対して、敬語を使わず友達言葉で話している方も多いかと思いますが、職場関係なら年賀状に添えるメッセージは敬語を使用するのがマナーです。
内容は普段の仕事ぶりを褒めたり、今後の活躍を期待していることを表したりする一言を添えるとよいでしょう。
「根気強く仕事に取り組む姿勢に感心しています」
「○○さんの今年一年のさらなる活躍を期待しています」
「本年もともに精進し、会社を盛り立てていきましょう」
「一緒に頑張った一年でしたね 今年もチームとしてさらに成長できるよう 共に努力していきましょう」
取引先・お客さま向けの一言メッセージ文例
取引先やお客さまは、ビジネスでは欠かせない存在です。個人で年賀状を書く場合も、組織や会社を代表しているという意識を忘れないようにしましょう。
同期はもちろん、上司や先輩に宛てる年賀状ともメッセージの内容は異なります。そうはいっても、「失礼があってはいけないし、正しい敬語を使わないと…」などと悩んで、なかなか気の利いた文面が思い浮かばないかもしれません。
このような取引先・お客さま向けの年賀状では、お世話になったお礼や相手の健康・幸せを願うメッセージを入れるとよいでしょう。会社の繁栄を祈る一言を入れるのもおすすめです。
「昨年中は格別のご厚情にあずかり心より御礼申し上げます」
「昨年は貴社のご協力により大変充実した一年でした」
「皆様のご健康とご繁栄を心よりお祈りいたしております」
「本年も昨年同様ご愛顧のほどをよろしくお願い申し上げます」
「本年も一層のサービス向上を目指し誠心誠意努めてまいります」
「今年もより一層の円滑な取引を心がけてまいります」
「本年も引き続きご支援いただけますよう 何卒よろしくお願い申し上げます」
「今年もさらなる成長と発展を目指し 共に歩んでいけることを心から楽しみにしています」
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ビジネス年賀状で使える文例を紹介!マナーや注意点も解説ママ友向けの一言メッセージ文例
子供を通じて知り合ったママ友向けの年賀状の場合、現在の関係性によって一言メッセージの内容が変わります。
同じ園や学校に通っている場合、お互いの近況はわかっているはずなので、日頃お世話になっていることへの感謝の気持ちを伝えましょう。
一方、入学を機に疎遠になってしまったママ友なら、近況報告やお誘いのメッセージを添えると喜ばれます。
「いつもうちの○○と遊んでくれてありがとうございます 今年も親子共々仲良くしてくださいね」
「今春からいよいよ入学です 今から親子でドキドキワクワクしています」
「うちの子は最近サッカーを始めました 毎日泥だらけでがんばっています」
「○○さんも××くんも元気でお過ごしのことと思います 今年はぜひ親子で一緒に遊びましょう」
「いつもお話を聞いてくださり感謝しています 今年も一緒に子育てがんばりましょうね 息抜きも忘れずに」
「仕事や家庭のバランス色々忙しい日々です お互いがんばりましょう 今年も健康で幸せな一年でありますように」
幼稚園や保育園向けの一言メッセージ文例
子供が通っている幼稚園や保育園に年賀状を出す場合、我が子を預かってくれていることへの感謝の気持ちや、子供が普段どんな気持ちで園に通っているのかを伝えると喜ばれます。
子供がある程度字を書ける場合は、親子で一言ずつメッセージを書くのもおすすめです。
「○○先生のおかげで毎日楽しく幼稚園に通えています」
「先生方のおかげで 子どもたちがすくすくと成長していることに感謝しています」
「○○(子供)は××先生のことがやさしくて大好きだといつも言っています」
「冬休み中は庭に積もった雪でたくさん雪遊びをして元気に過ごしております」
年賀状の一言を相手の心に響かせる5つのポイント
ここまでは、相手別に年賀状の気の利いた一言メッセージを紹介しました。この章では、年賀状に添える一言を相手の心に響かせる5つのポイントについて説明しましょう。
1. 相手を気遣う内容にする
1つ目のポイントは、相手を気遣う内容にすることです。目上の方には、大げさになりすぎないよう、さりげなく健康を気遣うような一言を添えるとよいでしょう。
「お身体を大事にしてください」
「お身体を大切になさってください」
「どうかご自愛ください」
「くれぐれもご自愛ください」
「ご健勝をお祈りしています」
「健やかな毎日をお祈り申し上げます」
2. 感謝の気持ちを示す
感謝の気持ちを示すのも、おすすめです。老若男女を問わず、相手に対し感謝を示すことは、コミュニケーションの基本ともいえます。
日本人は、お礼を伝える時に、つい「すみません」と謝ってしまうことの多い国民性です。新たな1年を迎える年賀状では謝罪ではなく、「ありがとう」など感謝の言葉を積極的に使ったほうが、きっと相手も喜んでくれるでしょう。
「旧年中はお世話になり ありがとうございました」
「いつもありがとうございます」
「温かいお心遣いに深く感謝しております」
「〇〇さんの存在が励みになっています」
「いつもお気遣いくださり 感謝の気持ちでいっぱいです」
「おかげさまで 元気にがんばっております」
3. 相手の幸せを願う
相手の幸せを願うのもよいでしょう。新年の始まりに、自分の幸せを願う心のこもった温かいメッセージが年賀状に添えられていたら、誰でも嬉しいものです。
特に、やや疎遠になってしまっている方や遠方にお住まいの方には、幸せを願う文面にすれば、相手のことをいつも忘れずに思っている気持ちも伝わりやすいでしょう。
なお、文末のフレーズを「~しますように」と締めくくると、受け取った方が読んだ時に優しく柔らかい印象を与えられます。
「すてきな1年になりますように」
「充実した1年になりますように」
「たくさんの笑顔に囲まれますように」
「幸多き1年になりますように」
「すばらしい1年になりますように」
「幸せな毎日を過ごせますように」
「今年もよい1年になりますように」
「実り多き1年になりますように」
「穏やかな毎日をお祈りしています」
4. 次の機会につなげる
次の機会につなげるようなメッセージもよいでしょう。お互いの関係を深められるよう想いを込めて書けば、きっと相手にも伝わります。
なかなか会えない方や遠方にお住まいの方に送る場合は、「会いたい」旨を一言添えればお互いの心の距離も縮まるでしょう。
一方、日頃から親しくしている相手には、さりげなく再会のお誘いの言葉を添えるのもおすすめです。
「またお会いしましょう」
「またお目にかかれる日を楽しみにしております」
「また一緒に飲みに行きましょう」
「今年こそは会いましょう」
「今年はたくさん会いたいね」
「よろしければ また近いうちに〇〇にご一緒しませんか」
5.希望を感じる文面にする
新年という節目に送る年賀状は、相手が気持ちよく1年を迎えられるよう、希望にあふれた文面にしたいものです。資格試験を目指している方や受験生・求職者が受け取れば、意欲もより高まるでしょう。
ご自身の新たな1年に向けた目標や抱負などを一言添えるのもおすすめです。自ら宣言することで、気持ちもグッと引き締まります。
特に、上司や先輩・先生に宛てた年賀状に添えれば、達成しようと前向きに取り組むようになり、実現する可能性も高くなるでしょう。
「お互いにとって飛躍の年にしたいですね」
「春が待ち遠しく感じられます」
「夢がかないますように」
「今年は〇〇に挑戦しようと思っています」
「今年の抱負は〇〇です」
「今年も1年がんばります」
「春が待ち遠しく感じられます」
まとめ
昨今ライフスタイルの変化により、なかなか年賀状作成の時間が取れなくなったり、そもそも年賀状自体出すことがなくなったりという人も少なくありません。
年賀状とは新年の挨拶のためでもありますが、年賀状を通して自分の近況や相手の状況を知る大切な機会でもあります。相手に合わせて一言添えるメッセージを工夫すれば、温かい心のこもった年賀状になるでしょう。
年賀状の作成を毎年のルーティンと考えず、大切にしたい方たちとのコミュニケーションの場と捉えることで、ともに過ごした楽しいひとときを振り返る時間になります。
しまうまプリントの年賀状印刷サービスは、デザイン選びも宛名印刷も簡単です。ぜひこの機会に年賀状を通して相手に思いを伝えたり、交流を深めたりするきっかけを作ってみませんか。
年賀状を元旦に届けるには、12月25日までにポストへ投函を! 返信の場合は、松の内1月7日までに届けるため、1月5日までに投函しましょう。
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よくあるご質問
年賀状に添える一言コメントの文例はどんなものがありますか?
定番の挨拶文には、
「旧年中は大変お世話になりありがとうございました」
「明るく楽しい一年でありますようお祈りしております」
などがありますが、お相手によって内容を使い分けるのもおすすめです。
こちらの記事内では、友人・祖父母・上司・後輩・ビジネス・先生・ママ友など、お相手別に使える文例を合計30種類以上掲載しています。
年賀状に入れる一言コメントの注意点を教えてください
一言コメントを入れる場合は以下のような注意点があります。
・メッセージは走り書きせず丁寧に書く
・句読点はつけない
・忌み言葉は使わない
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こちらの記事内では、注意点の詳細をご紹介しています。