年賀状の保管はどうしてる?いつまで保管する?おすすめの整理・保管方法を解説

公開日:2022年12月2日
更新日:2023年10月2日

手書きメッセージや写真のついた年賀状など、思い出の詰まった年賀状は捨てられないという方も多いかもしれません。「年賀状はどう保管したら良いかわからない」「いつまで保管すればいいの?」など、お悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、年賀状の保管期間やおすすめの保管方法について解説いたします。

年賀状の保管はどうしてる?いつまで保管する?おすすめの整理・保管方法を解説

年賀状はいつまで保管すればいいの?

整理しないと毎年増え続ける年賀状ですが、一体いつまで保管すればいいのでしょうか。年賀状の保管期間に具体的な決まりはなく、いつ処分しても構いません。

年賀状は新年のご挨拶がわりのため、しめ縄や門松などと同じく松の内(関東では1月7日、関西では1月14日)が終わったら処分するという人もいるようです。

年賀状の保管は2〜3年が目安

一般に年賀状の保管は2〜3年が目安とされています。年賀状を保管しておくと、次に年賀状を出す際に相手の住所や名前を確認できたり、喪中だった人の確認ができたり、年賀状作成の時期に役立ちます。
「2年経ったら処分する」「お年玉付年賀状の当選を確認したら処分する」など、自分でルールを決めておくと良いでしょう。

年賀状を保管するメリット

思い出の詰まった年賀状は、できるだけ長く手元に置いておきたいと考える人も多いかもしれません。年賀状をとっておく3つのメリットをご紹介しますので、年賀状保管のマイルールを決める際の参考にしてみてください。

住所の確認ができる

1つ目のメリットは、相手の住所が確認できることです。最近はメールやSNSでのやりとりが主流で、親しい人であっても住所が分からないというケースも多いです。

しかし、年賀状を保管しておけばいつでも相手の住所を確認することができます。何か送りたい場合や次に年賀状を出す際の参考にもなるため、ぜひ保管しておきましょう。

相手の家族の名前を確認できる

2つ目のメリットは、相手の家族の名前を確認できる点です。親戚や友人の家族全員の名前を覚えておくのは難しいかもしれませんが、年賀状があれば簡単に相手の家族の名前を確認できます。

名前の正しい漢字も確認できるので、名前を覚えるのが苦手な方や久しぶりに会う人の名前を思い出せるか不安な方は年賀状を保管しておくと良いでしょう。

思い出を残しておける

3つ目のメリットは、思い出を残しておけることです。年賀状には、手書きのメッセージやオリジナルのイラスト、写真など、年賀状を作った人の気持ちが込められています。

年賀状には人の温もりがあり、見返せばいつでもその人のことを思い出すことができます。大事な年賀状は、年数に関わらず残しておいても良いでしょう。

保管しておいたほうが良い年賀状とは?

年賀状の中には、期間に関わらず保管しておいた方が良いものもあります。 結婚や出産の報告を兼ねた年賀状は、後から結婚相手やお子さんの名前、住所の確認をする際に役立ちます。

喪中はがきも相手がいつ喪中だったか確認できるので保管しておきましょう。筆で書かれた年賀状や手書きアートの年賀状は、額に入れるなど保管して楽しむのもおすすめです。

年賀状の処分方法と処分する際の注意点

年賀状の保管ルールを決めたら、保管期間を過ぎたものはルールにしたがって処分するようにしましょう。年賀状には名前や住所など個人情報が入っており、処分する際は注意が必要です。

近年は個人情報の流出を気にする人も多いため、相手や自分の個人情報が見えないよう、きちんと処理した上で年賀状を処分しましょう。

年賀状の処分方法

年賀状は、個人情報を隠し、適切に処理した上で可燃ゴミとして処分します。また、自治体の古紙回収の日や資源ゴミの日に回収してもらうこともできます。分別方法は自治体によって異なるため、捨てる前に確認しておきましょう。

シュレッダーで処分する

自宅にシュレッダーがある方は、シュレッダーを使って年賀状を細かく刻んでから資源ゴミに出すことで、簡単かつ確実に個人情報の漏洩を防ぐことができます。最近は、刃が複数枚ついたシュレッダーハサミも販売されています。

シュレッダー同様に個人情報流出を防ぎながら年賀状が処分できるので、ぜひ検討してみてください。

ガムテープで巻いて処分する

年賀状を数十枚ほどの束にして、個人情報が隠れるようにガムテープでぐるぐるに巻いて、資源ゴミとして処分する方法もあります。

テープの種類によっては剥がせてしまうものもあるため、一度貼ったら剥がせないような粘着力の強い布テープがおすすめです。その際、テープは何重にも巻いて、年賀状だとわからないようにしてから処分しましょう。

個人情報保護スタンプで宛名を消して処分する

年賀状の宛名や住所を黒のマーカーで塗りつぶして隠す方法もありますが、個人情報保護スタンプを使えばより簡単に個人情報流出を防ぐことができます。個人情報保護スタンプには上から押すタイプやローラータイプがあります。

宛名に加えて差出人情報も隠すことに注意が必要です。ただし、写真入り年賀状の場合はスタンプで隠しきれないので、別の方法で処分するようにしましょう。

個人情報書類回収サービスを利用する

一部のコンビニエンスストアでは個人情報書類回収サービスを行っており、これを利用して年賀状を処分する方法もあります。

本来燃えるゴミとして処分される個人情報が含まれた紙類を店内のボックスで回収し、セキュリティに配慮しながら再生紙へリサイクルするサービスです。年賀状をボックスに入れる際は、輪ゴムやクリップなどは外しておくようにしましょう。

写真店等で作成するような、写真印画紙とはがきを貼り合わせて作られた年賀状は「加工紙」とされ、回収されない場合があります。回収サービスの取り扱い対象項目を確認の上、ご利用ください。

年賀状の処分で気をつけるべきこと

年賀状の処分方法にもいくつかのやり方がありますが、共通して気をつけるべきことが2点あります。これら2点をおさえ、年賀状を正しく処分しましょう。

個人情報が見えないように処分する

年賀状には、住所や氏名、電話番号、メールアドレスなどさまざまな個人情報が記載されています。

個人情報の漏えいにつながる危険性があるため、シュレッダーや個人情報保護スタンプなどで個人情報が見えないように対策してから処分しましょう。写真付き年賀状の場合は写真にも配慮し、そのまま捨てないように注意しましょう。

お年玉付年賀はがきが当選していないか確認する

お年玉くじの抽選は毎年1月中旬に行われるため、届いたはがきが当選していないかを確認してから処分しましょう。

引き換え期間は当選発表の翌日からその年の7月中旬ごろまでとなっており、書き損じや未使用に関係なく引き換えが可能です。賞品の中には数十万円相当のものもあるので、処分する前にもう一度確認しておきましょう。

年賀状整理のタイミングと保管のポイントとは?

もらうのは嬉しいものの、毎年たまっていく年賀状。気づいたら膨大な量になっていて、処分にお困りの方も多いのではないでしょうか。
年賀状整理で多くの方が悩むのが整理のタイミングや保管の仕方です。年賀状の保管にも自分でルールを作り、どのタイミングで整理するのか、どういった手順で保管するのか決めておくことをおすすめします。

年賀状整理はいつがおすすめ?

年賀状整理におすすめのタイミングは、お年玉付き年賀はがきの当選発表がある1月中旬〜下旬です。当選発表までは年賀状をすぐ取り出せる場所に保管しておき、当選している年賀はがきがないか確認してから整理を始めると良いでしょう。

年賀状保管のポイント

さまざまな思い出の詰まった年賀状はできるだけ手元に置いておきたいものですが、収納スペースにも限りがあります。年賀状を保管する際は、自分で一旦ルールを決めてしまうと意外と簡単に整理することができますよ。

保管期間を決める

年賀状を保管する際は、まず保管期間を決めるところから始めましょう。「プライベートの年賀状は2年、ビジネス関係の年賀状は1年」など、相手によって保管期間を決めてしまえば悩まずに処分することができます。

思い入れのある年賀状や写真付きの年賀状など、思い出として残したい年賀状は期間を設けずに保管しても良いでしょう。

年賀状を仕分けする

次に、年賀状の送り主やジャンルによって年賀状を仕分けします。「友人」「親戚」「ビジネス関係」「お店」のように大まかに分けるようにすると仕分けしやすいのでおすすめです。

仕分けした年賀状は、わかりやすいようにラベルや見出しを付け、箱やファイルにまとめておきましょう。

収納場所を決めて保管する

年賀状の仕分けが終わったら、本棚や書類を置く棚など取り出しやすい収納場所を決めて保管しましょう。年末は慌ただしく、年賀状を作成する際に住所などの確認で過去の年賀状を探す時間すら惜しいものです。

引越しのお知らせや結婚・出産の報告、喪中はがきなども一緒に保管しておくと、年賀状作成の際に便利です。

簡単にできる!年賀状の保管方法8選

年賀状の収納に使える道具はさまざまで、年賀状保管のツールも多数販売されています。どれも文具店や100円ショップなどで手に入る道具で簡単にできるので、自分に合った保管方法を見つけてみてくださいね。

はがき用カードホルダー

年賀状保管の定番とも言えるはがき用カードホルダーであれば、年賀状をきれいに見やすく、劣化を防いで保管することができます。文具店や100円ショップで手に入り、収納枚数の少ないものから多いものまで選べます。

輪ゴムでまとめる

身近なもので最もシンプルにできるのが、輪ゴムでまとめる方法です。経年劣化でゴムが硬くなったり切れたりする場合がありますが、年賀状を紙で巻いた上から輪ゴムでまとめるときれいに保管することができます。

ビニール袋にまとめる

年賀状を購入した際にもらえるビニール袋は、はがきサイズなのでそのまま収納に使うことができます。仕分けしたはがきをそれぞれビニール袋にまとめ、年数やジャンルを書いておくと、後から見返す時に便利です。

穴を開けリングでまとめる

年賀状の角に穴あけパンチで穴をあけ、リングでまとめる方法も見やすく簡単でおすすめです。デザインによっては一部が切れてしまうことがあるので、写真付き年賀状などに穴を開ける際は穴を開ける位置に注意しましょう。

空き箱に入れる

はがきの収納にちょうどいいサイズの空き箱やおしゃれなお菓子の空き缶も、年賀状収納にぴったりです。箱や缶であれば紙の年賀状も折れたり汚れたりせずきれいに保管でき、追加で届いた年賀状も箱に入れるだけなので手軽です。

じゃばらファイル

見やすく年賀状を整理したい方には、書類保管などに使用するじゃばら式ファイルも良いでしょう。じゃばらファイルであれば、あいうえお順や年数順など見出し部分にラベリングでき、保管期間が過ぎたら見出しごとに処分することができます。

製本する

年賀状をまとめて一冊の本のようにしたい場合は、自分で製本する方法もあります。少し手間はかかりますが、製本であればオリジナルの表紙を付けることも、本と一緒に本棚に収納することも可能です。

ガムテープで製本

まず、年賀状を束にして表紙とともに固定し、長い辺の片側にガムテープを貼ります。年賀状とガムテープが密着するようにガムテープを折り返したら完成です。ガムテープは劣化するため、布テープを選ぶと良いでしょう。

製本テープで製本

100円ショップなどにある製本テープを使えば、簡単に製本が可能です。方法はガムテープの製本と同様ですが、A4サイズの製本テープを半分にカットすればちょうどはがきの長さになるので、よりきれいな仕上がりになりますよ。

データ化してデジタル保存

なるべく物を少なくしたい方におすすめなのが、年賀状のデジタル保存です。最近は年賀状をデータ化するアプリも登場し、デジタル保存する人も増えています。メリットやデメリットを理解した上で活用しましょう。

デジタル保存の方法

年賀状のデジタル保存にもいろいろな方法がありますが、手軽なのがスマホのカメラで年賀状を撮影して保存する方法です。

さらに年賀状の保存専用アプリを使えば、撮影した年賀状を補正してくれたり、見やすく整理してくれたり、より便利に保存することができます。宛名のデータ管理ができるアプリもあり、次の年の年賀状作成にも役立ちます。

デジタル保存のメリット・デメリット

デジタル保存のメリットは、外出先などいつでも見返したい時に年賀状を見返すことができる点です。また、収納場所が不要で、宛名の管理ができたり、名前順やグループ分けなど整理がしやすかったりする点もメリットと言えます。

デメリットとしては、年賀状の質感や温かみは保存できないこと、写真を撮る手間があることなどがあります。

まとめ

お正月に届くと嬉しいものの、気づくと年々たまっていってしまう年賀状。年賀状の整理や保管はひと手間ですが、できれば年賀状はきれいかつ見やすい状態で置いておきたいものです。

一見面倒に感じる年賀状の保管も、自分の中でルールを決めてしまえば意外と簡単。お気に入りの箱に保管したり、オリジナルの表紙を付けて製本したり、年賀状にはそんな楽しみ方もあります。

年賀状を整理して保管すると、きれいに見やすく保管できるだけでなく、次に年賀状を作る際の情報整理にも役立ち、まさに一石二鳥です。「年賀状がたまってしまって困っている」という方は、ルールを決めて、自分に合ったスタイルですっきりと収納してみてくださいね。

この記事を書いた人

しまうまプリント年賀状担当スタッフ

2010年に年賀状印刷サービスを開始以来、数多くのお客様に愛され、しまうまプリントの会員登録数は500万人を突破!年賀状に関するあらゆる情報をわかりやすくお届けします。

よくあるご質問

年賀状のおすすめの保管方法はどんなものがありますか?

はがき用カードホルダーに入れる、ビニール袋にまとめる、空き箱に入れる、製本する…など様々な保管方法があります。
こちらのページで年賀状の保管方法について8つ、詳しくご紹介しています。

年賀状の処分方法はどんなものがありますか?

シュレッダーで処分する、個人情報保護スタンプで消して処分する、個人情報書類回収サービスを利用する、といった方法があります。
年賀状には個人情報が入っていますので、処分する際には注意が必要です。

さらに詳しい情報を見る