年賀状のポスト投函のポイントは?受付期間や出すときの注意点を解説

公開日:2023年11月15日
更新日:2025年12月17日

年賀状をポストに投函する前には、宛名や住所、郵便番号に間違いがないかを必ず確認しましょう。漢字の間違いや旧住所のままになっていないかも要注意です。
また、年賀状をポストに投函する時期も重要です。元旦に届くようにするには、12月25日までの投函が目安です。年末ギリギリになると、郵便事情によって元旦に間に合わない場合があります。
年賀状の枚数が多い場合は、輪ゴムでまとめてから投函することも可能です。

お世話になった人へ、新年の挨拶や感謝の気持ちを込めて送る年賀状。せっかく年賀状を送るのであれば、1月1日に相手の元へ届けたいですよね。

とはいえ、年賀状を送るのは年に一度のことなので、「年賀状っていつまでにポストへ投函したらいいの?」「ポストに投函する際には輪ゴムでまとめた方がいいの?」と疑問点も多いのではないでしょうか。

この記事では、年賀状を出す前のポイントやポスト投函するときの注意点、投函するポストの種類や場所などについて詳しく解説します。

元日に届けたいなら、年賀状のポスト投函は12月15日から12月25日まで

年賀状を元日に届けたいなら、ポストへ投函する受付(引受)期間は12月15日から12月25日までです。この期間内に差し出された年賀状が、元日に配送される対象です。確実に届けたい場合は、12月25日までに必ず投函しましょう。

12月25日を過ぎてしまっても元日に間に合う場合もありますが、必ず間に合うとは限りません。
また、12月25日に投函する場合は、ポストの集荷時間に注意が必要です。年賀状の準備がぎりぎりになりそうなときは、あらかじめ投函予定のポストの集荷時間を確認しておきましょう。

忘れないうちに出しておこうと12月15日より前に投函してしまうと、年賀状ではなく通常郵便として扱われます。元日を待たずして相手に届いてしまうため、必ず受付が始まる12月15日以降に投函するようにしましょう。

元日に間に合わなかった場合は、1月7日までに出すのがマナーです。

年賀状を出す前に確認すべきポイント

年賀状は、ポストに入れる前に必ず内容に不備がないかチェックしましょう。ここでは、年賀状をポスト投函する前に確認すべきポイントを解説します。

宛先や形式の不備を確認する

年賀状をポスト投函する前に、必ず宛先に間違いがないか確認してください。住所や名前が間違っていると相手の元に届きません。

とくに名前の間違いは相手に対して失礼になりますので要注意です。「わたなべ(渡辺、渡邊、渡部…)」や「さいとう(斎藤、斉藤、齋藤…)」など同じ読みでも漢字が複数ある場合もあります。間違いがないか、今一度投函前に確認しましょう。

さらに、宛先は誰が見ても読める丁寧な字で書きましょう。宛先が合っていても、字が読めなければ郵便局の人も配達できません。小さなお子様が年賀状を書く際などは、住所や名前など重要な部分は大人が書いてあげるとよいでしょう。

年賀はがき以外は「年賀」の朱書きを入れる

年賀はがきではなく、お気に入りのポストカードや、通常のはがきを年賀状として送ることもできます。年賀はがきを使用しない場合は、切手の下の部分に赤字で「年賀」の文字を書きましょう。

この「年賀」の朱書きがなければ、年賀状として扱われません。

朱書きを書き忘れてしまった場合、年賀状の引受期間である12月15日から12月25日の間に出しても、通常の郵便物として扱われてしまいます。年内に年賀状が届いてしまうことになるので、「年賀」の朱書きがあるか投函前に必ず確認しましょう。

年賀状をポスト投函するときの注意点

年賀状をポストに投函するときは、投函口や出し方に注意が必要です。ここでは、年賀状をポストに投函するときの注意点を解説します。

年賀状専用の投函口に出す

年賀状は、年賀状専用の投函口に出しましょう。

投函口が2つあるポストは、年賀状の受付期間になると片方が年賀状専用になります。
年賀状の受付期間中は、「年賀状」と「その他郵便」に分けられるため、「年賀状」の投函口に出しましょう。

年賀状専用の投函口は、向かって左側の投函口に設けられます。くれぐれも投函口を間違わないように注意してください。

ポストの投函口の高さは3~4cm程度です。複数枚の年賀状を出す場合は、投函口に収まる厚さにまとめて出すようにしましょう。

投函口を間違えても年賀はがきとして対応してくれる

もし投函口を間違えても、郵便局は年賀はがきとして対応してくれます。

ポストの通常投函口に出された郵便物は、郵便局で仕分けする際に年賀状が混じっていないか確認しています。間違えて出してしまっても、通常通り年賀状として届けられるので安心してください。

しかしながら、年賀状専用の投函口に出したほうが確実に年賀状として仕分けされるため、間違えないのが一番です。

ポスト投函した年賀状を取り戻したいときは郵便局へ連絡する

投函した年賀状をなんらかの理由で取り戻したい場合は、郵便局へ取り戻し請求をすると取り戻せます。

ただし、取り戻し請求には料金がかかります。配達する郵便局へ請求した場合は550円、ほかの中継の郵便局に請求した場合は750円です。集配局を出ていない状態で請求した場合は、料金はかかりません。

余計な手間や時間をかけないためにも、取り戻す必要がないように年賀状は事前にしっかりと内容を確認しましょう。

輪ゴムでまとめる

年賀状の枚数が多いときは、束ねて輪ゴムでまとめてポストへ投函しましょう。ある程度まとまった量ごとに束ねておくと、年賀状が折れ曲がるのを防げます。

輪ゴムは縦と横に1本ずつかけるとしっかり固定でき、配送中にゴムが切れる心配もほとんどありません。まとめる際は、メモや付箋などは一緒に挟まないようにしましょう。

年賀状は、上下や裏表の向きをそろえてまとめます。また、市内宛と市街宛などエリアごとに分けて投函すると、郵便局での仕分け作業がスムーズに行えます。

年末は年賀状の集荷で郵便局も忙しい時期です。確実に届けられるよう、少しでも郵便局の手間を減らす工夫を意識して投函しましょう。

ビニール袋に入れるなど過剰包装しない

「年賀状をきれいに届けてほしい」と思うあまり、ビニール袋や紙袋に入れてポスト投函してしまっていませんか。過剰な包装も郵便局での仕分けの際に、手間となってしまいます。

どうしてもポスト投函する際に年賀状に傷や折れがついてしまうのが気になる場合は、郵便局の窓口に出すのがおすすめです。

年賀状を投函するポストの種類と場所

年賀状は、コンビニに設置されているものを含め、すべてのポストで投函できます。12月25日までなら、ポストと窓口のどちらが早いかを気にする必要はありません。
ここでは、年賀状を投函するポストの種類と場所について解説します。

年賀状は専用の投入口がないポストに投函してもよい

近所のポストに年賀状専用の投入口がない場合は、いつも通りポストに投函してもかまいません。投入口がひとつのポストに投函された年賀状は、集荷後に郵送物と年賀状で仕分けされます。

しかし、年賀状と判別ができなかった場合は、普通郵便として扱われる可能性もあります。ポストカードのような私製はがきで年賀状を出す場合は、忘れないように赤文字で「年賀」と記入しましょう。

コンビニのポストにも年賀状は投函できる

年賀状は通常のポストと同じように、コンビニ内にあるポストに投函しても大丈夫です。
12月15日から12月25日までの間であれば、年賀状として元日に届けられます。

ただし、コンビニ内のポストは店舗によっては集荷の回数が少ないことがあるので注意が必要です。投函した時点でそのコンビニの集荷時間を過ぎてしまっていた場合、翌日の集荷になります。12月25日ぎりぎりに出すことになりそうであれば、事前に集荷時間を確認しておきましょう。

12月25日までなら配達スピードは郵便局の窓口とポストでは大して変わらない

年賀状は郵便局の窓口で出しても、ポストへ投函しても、配達スピードに大きな違いはありません。年賀状の引受期間である12月15日から12月25日の間であれば、どちらで出しても1月1日に届けられるので、大差ないでしょう。

12月26日以降だと、ポストの集荷のタイミングなどにより、窓口に出した方が早く届くこともあります。年賀状を書くのが遅くなってしまったなど、急いでいる場合は、郵便局の窓口で出すのがおすすめです。

ほかにも年賀状を郵便局の窓口で出すメリットとして、ポストの中ではがきが折れたり傷ついたりするのを防げることが挙げられます。雨の日など、はがきの濡れや汚れが気になる場合は窓口で出すとよいでしょう。

年賀状のポスト投函が遅れた場合の対処法

年賀状のポスト投函が予定より遅れてしまった場合は、できるだけ早めに出しましょう。ここでは、年賀状のポスト投函が遅れたときに取るべき対処法を解説します。

年賀状を出すのが遅れたら1月7日までになるべく早く出す

年賀状は元旦に相手の元へ届くのが一番ですが、それが難しい場合もありますよね。年末は忙しく年賀状の準備ができなかったり、出す予定のなかった人から年賀状が届いたりなど、年賀状を出すのが遅れてしまうこともあるかと思います。

もし、年賀状を出していない人から届いたら、松の内(1月7日)の間になるべく早く年賀状を出しましょう。1月7日までであれば年賀状として出すことができます。年賀状を遅れて出す場合は、1月1日の朝を指す「元旦」や1月1日を意味する「元日」ではなく、「一月吉日」や「新春吉日」を使うと良いでしょう。

また1月8日以降は寒中見舞いとして出しましょう。その際は新年の挨拶が遅れてしまったことに対するお詫びも添えると丁寧でしょう。

年賀状は速達で出せない

年賀状は速達で出すことができません。「年賀」の朱書きを消せば速達として送ることもできますが、相手には慌てて出したことが伝わってしまうため、あまり印象はよくないでしょう。よほど特別な事情がない限り、通常通り年賀状として送ることをおすすめします。

年賀状を確実に元旦に届けるためには

年賀状を確実に元旦に届けるためには、早めの準備と便利なサービスの活用がおすすめです。
年賀状準備をスムーズにするためのポイントを3点ご紹介します。

早めに準備を進める

元日に届けるためには、早めに年賀状を準備しましょう。師走は年末の仕事やイベントで忙しくなるため、作業工程ごとにあらかじめ計画を立てて作成を進めるのが大事です。

例年、年賀はがきは11月から発売されますが、年賀状に印刷する写真や素材の準備、デザイン決めなどは発売前からでも可能です。印刷も年賀はがきが発売されれば対応できます。

送り先の住所や名前のリストアップも、事前にできる作業です。
前年に年賀状をもらった人、新しく送る人、喪中の人などを事前にチェックしておくと、年末に慌てずに済みます。遅くとも12月中旬までに確認しておくと安心です。

手軽なネット印刷や投函代行を利用する

年賀状を準備する時間が取れないときは、ネット印刷や投函代行を利用するのがおすすめです。

しまうまプリントなら、悩みがちな年賀状デザインも、豊富なバリエーションの中からきっとお気に入りが見つかります。写真入りのデザインからビジネス向けのデザインまで、シチュエーションにあわせたテンプレートの選択が可能です。

複数枚だと手間のかかる宛名書きも、無料で印刷を依頼できます。一度住所録を登録しておけば翌年以降も引き継がれるため、毎年あらためて準備する必要もありません。

さらに、しまうまプリントでは年賀状の投函代行も行っています。投函代行とは、しまうまプリントが代わりに年賀状をポストへ投函してくれるサービスです。投函代行を利用すれば、デザイン作成から宛名印刷、ポスト投函まですべてネット上で完結できます。

12月25日までに投函されるよう注文すれば、確実に元日に届くように手配可能です。

まとめ

年賀状をポストに投函する前に確認すべきポイントや、投函するときの注意点について解説しました。今一度、年賀状の引受期間や出し方を確認して、年賀状準備を進めていきましょう。

年賀状を出すと一口に言っても、年賀はがきの用意、デザイン決め、印刷、ポスト投函となかなか面倒なものです。うっかり年賀はがきの購入やポスト投函を忘れてしまうと、元日に間に合わない場合もあります。

忙しい人は全てネット印刷にお任せするのもおすすめです。余裕をもって年賀状を投函できるよう前もって準備を進めていきましょう。

この記事を書いた人

しまうまプリント年賀状担当スタッフ

2010年に年賀状印刷サービスを開始以来、数多くのお客様に愛され、しまうまプリントの会員登録数は600万人を突破!年賀状に関するあらゆる情報をわかりやすくお届けします。