ポストに年賀状を投函する前に確認すべき5つのポイントとは?
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- ポストに年賀状を投函する前に確認すべき5つのポイントとは?
- 宛先や形式の不備を確認する
- 年賀はがき以外は「年賀」の朱書きを入れる
- 年賀状専用の投函口に出す
- 枚数が多い場合は輪ゴムでまとめる
- ビニール袋に入れるなど過剰包装しない
お世話になった人へ、新年の挨拶や感謝の気持ちを込めて送る年賀状。せっかく年賀状を送るのであれば、1月1日に相手の元へ届けたいですよね。
とはいえ、年賀状を送るのは年に一度のことなので、「年賀状っていつまでにポストへ投函したらいいの?」「ポストに投函する際には輪ゴムでまとめた方がいいの?」と疑問点も多いのではないでしょうか。
この記事では、年賀状をポストに投函する前に押さえておくべきポイントや、年賀状にまつわる疑問などについて詳しく解説します。
年賀状をポスト投函できる期間はいつからいつまで?
はじめに、年賀状をポスト投函できる期間について確認していきましょう。
年賀状を元旦に届けるにはいつまでにポスト投函が必要なのか、また年賀状や喪中はがきを出す時期についても解説しています。
年賀状を元旦に届けたいならポスト投函は12/25まで
元旦に配達するための年賀状の引受期間は例年12月15日から12月25日です。
そのため年賀状を元旦に届けたい場合は、12月25日までにポストへ投函しましょう。12月25日を過ぎてしまっても、元旦に間に合うこともありますが、確実に元旦に届けたい場合は12月15日から12月25日までに出すのが安心です。
またポストによって集荷の時間が異なるので、12月25日など引受期間ぎりぎりに出す場合は注意が必要です。あらかじめ投函するポストの最終集荷時間を確認しておくとよいでしょう。
ただし、いくら心配だからと言って引受期間より前にポストへ入れてしまうのもよくありません。12月15日より前に投函すると、通常の郵便物として扱われてしまいます。早ければ1〜2日で先方に届いてしまうので、早く出しすぎてしまわないよう気を付けましょう。
なお、元旦に間に合わない場合や返信する際は、1月7日までに出すのがマナーです。1月8日以降に出す場合は通常郵便物となりますので、寒中見舞いとして出しましょう。
ポストに年賀状を投函する前に確認すべき5つのポイントとは?
一度年賀状をポスト投函してしまうと、手元に戻すのは大変です。郵便局へ連絡が必要だったり、追加料金がかかったりと時間もお金もかかります。
この章では、ポストに年賀状を投函する前に確認すべき5つのポイントについて説明しましょう。
宛先や形式の不備を確認する
年賀状をポスト投函する前に、必ず宛先に間違いがないか確認してください。住所や名前が間違っていると相手の元に届きません。
とくに名前の間違いは相手に対して失礼になりますので要注意です。「わたなべ(渡辺、渡邊、渡部…)」や「さいとう(斎藤、斉藤、齋藤…)」など同じ読みでも漢字が複数ある場合があります。間違いがないか、今一度投函前に確認しましょう。
さらに、宛先は誰が見ても読める丁寧な字で書きましょう。宛先が合っていても、字が読めなければ郵便局の人も、配達することができません。小さなお子様が年賀状を書く際などは、住所や名前など重要な部分は大人が書いてあげるとよいでしょう。
年賀はがき以外は「年賀」の朱書きを入れる
年賀はがきではなく、お気に入りのポストカードや、通常のはがきを年賀状として送ることもできます。年賀はがきを使用しない場合は、切手の下の部分に赤字で「年賀」の文字を書く必要があります。
この「年賀」の朱書きがなければ、年賀状として扱われません。
朱書きを書き忘れてしまった場合、年賀状の引受期間である12月15日から12月25日の間に出しても、通常の郵便物として扱われてしまいます。年内に年賀状が届いてしまうことになるので、「年賀」の朱書きがあるか投函前に必ず確認しましょう。
年賀状専用の投函口に出す
年賀状の引受期間になると、投函口が2つあるポストの場合、片方が年賀状専用の投函口になります。年賀状を出す場合は、この年賀状専用投函口に出してください。年賀状専用投函口は、基本的に向かって左側に設けられていることが多いです。
もし間違えて通常の投函口に年賀状を出してしまった場合は、どうすればよいのでしょうか。通常の投函口に出された郵便物は、郵便局で仕分けする際に年賀状が混じっていないか確認されています。そのため、間違えて通常の投函口に年賀状を出してしまっても、問題ありません。通常通り年賀状として届けられます。
また、投函口が1つしかなく、年賀状専用の投函口が設けられていない場合は、そのまま通常の投函口に出しましょう。
枚数が多い場合は輪ゴムでまとめる
年賀状の枚数が多い場合は、輪ゴムでまとめてから投函すると、配送中にシールや飾りなどがはがれたり、年賀状の角が折れたりするトラブルを回避できます。
輪ゴムで止める際の注意点は、次の6つです。
ある程度の枚数を束ねてから輪ゴムでまとめる
枚数が少ないと輪ゴムの張力で年賀はがきが曲がってしまいますので、ある程度の枚数にしてまとめましょう。
市内宛と市外宛に分ける
エリアごとにまとめて投函することで、郵便局での仕分け作業がスムーズになります。
十字に止める
2本の輪ゴムを縦と横に各1本ずつ使用するとしっかりまとまり、配送中にゴムが切れる心配も少なくなります。
ポスト投函口の高さに注意する
通常のポスト投函口の高さは4センチですので、投函口に入る厚さに束ねましょう。
年賀状の向きをそろえる
年賀状の裏表や上下の向きをそろえてまとめると、郵便局で仕分け作業を迅速に進められます。
メモなど余計なものを一緒にまとめない
忙しい年の瀬にたくさんの年賀状を準備するのは大変ですよね。ついつい宛先を書いたメモや、付箋など余計なものを挟んだまま輪ゴムでまとめてしまわないよう、気を付けましょう。
こちらも郵便局の仕分けの手間を増やしてしまいます。1月1日に確実に年賀状を届けてもらえるよう、郵便局の人の余計な作業を増やさないようにしたいものです。
ビニール袋に入れるなど過剰包装しない
「年賀状をきれいに届けてほしい」と思うあまり、ビニール袋や紙袋に入れてポスト投函してしまっていませんか。過剰な包装も郵便局での仕分けの際に、手間となってしまいます。
どうしてもポスト投函する際に年賀状に傷や折れがついてしまうのが気になる場合は、郵便局の窓口に出すのがおすすめです。
年賀状をポストに投函する際によくある疑問
年賀状をポストに投函する際、年賀はがきでなくても年賀状として出せるかどうかなど、ふと判断に迷ったことはありませんか。
この章では、年賀状をポストに投函する際によくある疑問について回答します。
年賀状はポストカードで出せる?
前の章でも述べたように、年賀はがき以外でも年賀状を出すことができます。
お気に入りのはがきや、旅先で記念に買ったポストカードを年賀状として出してみてはいかがでしょうか。
この場合、切手の下に「年賀」と赤字で記入しましょう。朱書きを忘れてしまうと、年賀状の引受期間にポストに出しても、通常郵便として年内に配達されてしまいます。
なお、年賀はがきに付いているお年玉くじを楽しみにしている人もいるのではないでしょうか。ポストカードや自作のはがきで年賀状を出すと、このお年玉くじが付いていないので相手に残念に思われてしまうかも、とお悩みの方も大丈夫。
毎年11月になると、日本郵政よりお年玉付き年賀切手が発売されます。この切手は年賀はがき同様、お年玉くじが付いています。翌年の干支と縁起物がデザインされており新年を祝うにふさわしいおめでたいデザインですので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
コンビニのポストに投函できる?
年賀状は通常のポストと同じように、コンビニ内にあるポストに投函しても大丈夫です。
12月15日から12月25日までの間であれば、年賀状として1月1日に届けられます。
ただし、コンビニ内のポストは店舗によっては集荷の回数が少ないことがあるので注意が必要です。投函した時点でそのコンビニの集荷時間を過ぎてしまっていた場合、翌日の集荷になります。12月25日ぎりぎりに出すことになりそうであれば、事前に集荷時間を確認しておくと良いでしょう。
郵便局の窓口とポスト投函はどっちがいい?
年賀状は郵便局の窓口で出しても、ポストへ投函しても、配達スピードに大きな違いはありません。年賀状の引受期間である12月15日から12月25日の間であれば、どちらで出しても1月1日に届けられるので、大差ないでしょう。
12月26日以降だと、ポストの集荷のタイミングなどにより、窓口に出した方が早く届くこともあります。年賀状を書くのが遅くなってしまったなど、急いでいる場合は、郵便局の窓口で出すのがおすすめです。
他にも年賀状を郵便局の窓口で出すメリットとして、ポストの中ではがきが折れたり傷ついたりするのを防げることが挙げられます。雨の日など、はがきの濡れや汚れが気になる場合は窓口で出すとよいでしょう。
年賀状を出すのが遅れてしまったら?
年賀状は元旦に相手の元へ届くのが一番ですが、それが難しい場合もありますよね。年末は忙しく年賀状の準備ができなかったり、出す予定のなかった人から年賀状が届いたりなど、年賀状を出すのが遅れてしまうこともあるかと思います。
もし、年賀状を出していない人から届いたら、松の内(1月7日)の間になるべく早く年賀状を出しましょう。1月7日までであれば年賀状として出すことができます。年賀状を遅れて出す場合は、1月1日の朝を指す「元旦」や1月1日を意味する「元日」ではなく、「一月吉日」や「新春吉日」を使うと良いでしょう。
また1月8日以降は寒中見舞いとして出しましょう。その際は新年の挨拶が遅れてしまったことに対するお詫びも添えると丁寧でしょう。
年賀状は速達で出せる?
年賀状は速達で出すことができません。「年賀」の朱書きを消せば速達として送ることもできますが、相手には慌てて出したことが伝わってしまうため、あまり印象はよくないでしょう。よほど特別な事情がない限り、通常通り年賀状として送ることをおすすめします。
身内に不幸があっても年賀状は出せる?
身内に不幸があった場合は、新年の挨拶をする年賀状ではなく、喪中はがきを送ります。
喪中はがきとは、自分の身内に不幸があった際に、新年の挨拶を控える旨をお知らせする挨拶状です。
喪中はがきは10月~12月初旬の相手が年賀状の準備を始める前に送るようにしましょう。
なお、12月に入ってから親戚が亡くなったなど、12月14日までに喪中はがきの準備が間に合わない場合もあります。
そのような時は、新年の挨拶を控えた理由と連絡が遅れたお詫びの旨を添え、1月7日以降に寒中見舞いを送りましょう。
年賀状を確実に元旦に届けるためには
それでは年賀状を確実に元旦に届けるためにはどうすればよいのでしょうか。年賀状準備をスムーズにするためのポイントを3点ご紹介します。
早めに準備を進める
例年、年賀はがきは毎年11月に発売されます。師走は、年末の仕事やイベントで忙しくなることが予測されるため、作業工程ごとに事前に計画を立てて早めに準備を進めましょう。
写真や素材の準備・デザインの決定や印刷などの作業について、何をいつまでにやるかを決めておくと、あとで慌てることがありません。
送り先をリストアップする
次に年賀状を送る人の住所をリストアップしておきましょう。住所や名前が間違っていては、相手に失礼になりますので、間違いのないよう気を付けましょう。
去年は誰から年賀状をいただいたのか、新しく送る人の住所や名前、喪中の人の確認など、あらかじめチェックしておきましょう。年末は何かと忙しいものです。住所録は12月中旬までに確認しておくと安心です。
手軽なネット印刷や投函代行を利用する
年の瀬で忙しく、年賀状を作成する時間がないという方には、手軽なネット印刷や投函代行もおすすめです。
しまうまプリントなら悩ましい年賀状のデザインも、豊富なバリエーションの中から気に入ったものを選択可能。写真入りのプライベートな年賀状からビジネス向けの年賀状までシチュエーションにあわせて選べます。
また、大変な宛名書きも印刷も無料で依頼することができます。一度登録した住所録は翌年以降も使用できるので、毎年住所録の管理に悩まされることもありません。
さらに、しまうまプリントでは年賀状の投函代行も行っています。出来上がった年賀状をわざわざポストに投函しに行かなくても、しまうまプリントが代わりにポスト投函するサービスです。投函代行を活用すれば、デザイン選びから宛名印刷・ポスト投函に至るまで全てネット上で完了します。12月25日までに投函されるよう注文すると、確実に年賀状を元旦に届けられるでしょう。
まとめ
年賀状をポストに投函する前に注意すべきポイントや、よくある疑問について解説しました。
今一度、年賀状の引受期間や出し方を確認して、年賀状準備を進めていきましょう。
また年賀状を出すと一口に言っても、年賀はがきを用意し、デザインを決め、印刷、ポスト投函となかなか面倒なものです。うっかり年賀はがきの購入や、ポスト投函を忘れてしまうと、元旦に間に合わない場合もあります。
忙しい人は全てネット印刷にお任せしてしまうのも良いでしょう。
いずれにせよ余裕をもって年賀状を投函できるよう前もって準備を進めていきましょう。
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