年賀状に切手は必要?私製はがきを年賀状にするには?

公開日:2019年11月29日
更新日:2024年11月22日

年賀状を送る際は、年賀はがきを用いるのが一般的です。年賀はがきには切手を貼る必要はありませんが、私製はがきを年賀状として送るにはどうすればよいでしょうか。

今回は、私製はがきを年賀状として発送する際に使用できる「年賀郵便切手」と、その特徴について詳しく解説します。

年賀状に郵便切手を貼る必要があるのはどんな時?年賀はがきとの違いをご紹介

年賀状に切手を貼るのはどんなとき?

年賀状を送る際は、年賀はがきを用いるのが一般的です。年賀はがきには切手を貼る必要はありませんが、「年賀郵便切手」という切手が販売されています。
この切手を貼る必要があるのは、私製はがきで年賀状を送るときです。

実は、はがきには2つの種類があります。

*郵便はがき:郵便局などで販売している切手が印刷されたもの
*私製はがき:切手を貼り付ける必要のあるはがき

いわゆる「年賀状(年賀はがき)」といわれているはがきは、郵便はがきを意味します。そのため、はがきだけ用意すれば切手を貼る必要はありません。
一方、私製はがきの場合は切手が貼られていないため、年賀郵便切手を貼って送る必要があります。

年賀郵便切手の2つの特徴

年賀郵便切手の特徴は、次の2つです。

*お年玉くじ
干支をモチーフにしたデザイン

この章では、この2つの特徴について説明しましょう。

1. 「お年玉くじ」がついているものがある

年賀郵便切手のなかには、額面どおりの金額で販売されている切手のほかに、お年玉くじの番号がふられている寄附金付きのものがあります。

寄附金付お年玉付年賀郵便切手は、くじ番号がふられているため、私製はがきで作成された年賀状であっても、お年玉宝くじに参加できます。

2. 干支をモチーフにした可愛らしいデザイン

年賀郵便切手は毎年、翌年の干支をモチーフにしたデザインで発表されます。
2024年に発売される年賀郵便切手の場合、2025年の干支である巳(へび)がモチーフとされています。郷土玩具画家、川崎巨泉による可愛らしいデザインが印象的です。
通常の年賀郵便切手、寄附金付お年玉付年賀郵便切手、それぞれ2種類の切手が用意されているため、全4種類のイラストが楽しめます。

私製はがきを年賀状として出す際の注意点

私製はがきは、そのまま投函したとしても年賀状として扱われません。

元日に届けるために郵便局の引受期間である12月15日~12月25日の間に投函するだけでなく、私製はがきならではの注意点を押さえておきましょう。

1.朱筆の「年賀」を忘れずに

私製はがきに年賀郵便切手を貼って「年賀状」として投函する場合、切手直下のような目立つ場所に、必ず朱筆(赤文字)で「年賀」と記載しましょう。
この文字を記載していないと、年賀状として出したつもりであっても、普通郵便として扱われ、元旦よりも前に配送されてしまいます。

2.年賀状のサイズに合わせる

私製はがきを年賀状として使用する場合は、サイズと重さを把握しておきましょう。これを見落とすと年賀状としては投函できません。

私製はがきを年賀状として出すなら、次のサイズにしましょう。

*長辺 14cm~15.4cm
*短辺 9cm~10.7cm
*厚さ 郵便はがきと同等以上
*重さ 2g以上6g以内

これを超えると、年賀状ではなく定型郵便物・定形外郵便物として扱われるため、別途切手が必要です。

3.長方形以外はNG

私製はがきのなかにはハート型のように、一般的なはがきとは異なる、オリジナリティあふれる形状のものがたくさんあります。
ただし、郵便局が年賀はがきとして取り扱うのは、先に述べたように規定サイズ内の長方形のみです。

4.表面に「郵便はがき」の文字を記載する

私製はがきを発送するためには、はがき表面の上部中央などに、「郵便はがき」という文字を記載する必要があります。
「郵便はがき」の文字色は黒でも支障はありませんが、わかりやすさを考慮して赤文字で記載するほうがよいでしょう。

英語の場合は「POSTCARD」と記載します。

表示がない場合は手紙(第一郵便物)として扱われるため、注意しましょう。

私製はがきより手軽な郵便はがき

私製はがきはオリジナルの年賀状を作れるというメリットはありますが、完成までに郵便はがきの場合は必要としない3つの工程を踏まなければなりません。

*年賀郵便切手を貼る
*朱筆で「年賀」と記す
*表面に「郵便はがき」の文字を記す

はがきサイズにも規定がありますので、手間をかけたくない場合には郵便はがきを使用するほうがよいでしょう。

年賀はがきならそのまま出せる

年賀はがきは、年賀状として送るためのはがきです。郵送料金がはがきの切手部分に印字されているうえ、「年賀」という文字も既に記載された状態で販売されています。

また、年賀状を送られた側にとって嬉しいお年玉も付いています。

年賀はがきなら文面だけ考えればそのまま出せるので、忙しくて年賀状の準備にじっくり時間をかけられない方は、年賀はがきの購入を検討しましょう。

まとめ

新たな一年の始まりのご挨拶として、お世話になっている方や親戚、友人などに送る年賀状。

私製はがきでオリジナルの年賀状を作ってお年玉付年賀郵便切手を貼れば、心のこもった年賀状と宝くじのワクワク感をダブルで楽しめます。

とはいえ、「師走」ともいうようにせわしない12月は、できるだけ余計な手間を省きたいもの。もっと手軽に年賀状を送るなら、お年玉付き年賀はがきがおすすめです。

しまうまプリントの年賀状印刷ならラインナップも豊富で2,000点以上。デザインデータを入稿すれば、自分だけのオリジナルの年賀状も作成できます。

この記事を書いた人

しまうまプリント年賀状担当スタッフ

2010年に年賀状印刷サービスを開始以来、数多くのお客様に愛され、しまうまプリントの会員登録数は500万人を突破!年賀状に関するあらゆる情報をわかりやすくお届けします。

よくあるご質問

年賀状に切手が必要なのはどんなときですか?

年賀郵便切手を貼る必要があるのは、私製はがきで年賀状を送る場合です。
いわゆる「年賀状(年賀はがき)」といわれているはがきは、郵便はがきを意味し、はがきだけ用意すれば切手を貼る必要はありません。

こちらの記事内では、書き損じはがきを切手に交換する方法などもご紹介しています。

切手を使って私製はがきで年賀状を送る場合の注意点はありますか?

切手直下のような目立つ場所に、必ず朱筆(赤文字)で「年賀」と記載しましょう。
この文字を記載していないと、年賀状として出したつもりであっても普通郵便として扱われ、元旦よりも前に配送されてしまいます。
他にも注意するポイントをこちらでご紹介しています。