年賀状の受付はいつから?年賀はがきの発売日やポストに投函できる期間などを解説

公開日:2021年11月18日
更新日:2025年11月19日

年賀状の投函受付開始は12月15日からで、元旦に届けるためには12月25日までに投函します。12月15日より早く出してしまうと年賀状扱いされず、年内に届くことがあるため注意が必要です。
年賀はがきの発売は例年10月末~11月1日頃に開始されることが多く、購入場所は郵便局のほかコンビニやスーパーも利用できます。余裕を持った準備と共に、投函代行や宛名印刷の利用もおすすめです。

年賀状を送るなら、やっぱり元旦に届くようにしたいですよね。年末の忙しい時期を避けて早めに準備したからといって引受開始前に年賀状を投函すると、相手に年賀状が年内に届いてしまいますので注意が必要です。

今回は、年賀はがきの発売日や引受(受付)期間など、年賀状の準備にまつわるポイントをまとめました。「いつまでに年賀状を出せば元旦に届く?」「年賀状を出すのが遅くなってしまったけど、どうしよう…」など、年賀状の引受期間について迷いがある人はぜひ参考にしてください。

年賀はがきは毎年いつからいつまで販売される?

年賀はがきは、毎年11月1日ごろから販売されます。曜日の関係で前倒しになる場合もあります。
年賀はがきは1月10日ごろまで販売しますが、売り切れて販売していないこともあるため注意しましょう。

年賀はがきの価格は種類によって異なります。種類別の価格は以下のとおりです。

  • 無地:85円
  • インクジェット写真用:95円
  • 広告付き:80円
  • 寄付金付絵入り:90円

年賀はがきは郵便局以外でも購入できる

平日は郵便局へ行く時間がないという方も多いでしょう。年賀はがきは郵便局以外にも、さまざまな場所で購入できます。
曜日や時間を選ばず利用できるコンビニや、お買い物のついでに年賀状を購入できるスーパーの利用が便利です。金券ショップで数円安く購入できる場合もあります。

いずれも取り扱う種類や、購入できる枚数は店舗により異なるため、事前に確認をしておくと安心です。

購入する時間を省きたいという方には、ネット印刷が強い味方になります。
年賀状の購入が不要で、デザインや宛名印刷までを一貫して注文できます。しまうまプリントは低価格で高品質な上、送料無料です。最短で翌日の発送が可能なため、忙しい方にもうってつけのサービスです。

年賀状を投函できるのはいつからいつまで?

年賀状の投函は12月15日から可能で、1月7日までは年賀状として届けてくれます。
しかし、元旦に届けたい場合や遅れてしまった場合は、出す時期に注意が必要です。

年賀状は例年12月15日から引受(受付)スタート

年賀状の引受(受付)期間は、例年12月15日からです。

年賀状の引受開始前(12月14日以前)に差し出された年賀状は、通常の郵便物と同じ取り扱いになり、投函してから2~3日程度で相手に届いてしまいます。
年賀状の準備が早めに終わったからといって、引受開始前に年賀状を投函しないように気をつけましょう。

年賀状は12月25日までに投函すれば元旦に届く

年賀状を元旦に配達するためには、12月25日までに差し出す必要があります。

年賀状を出す主な方法は、ポスト投函と郵便局への持ち込みの2つです。
ポストに投函する場合は、12月25日の最終集荷時間までに出さないと翌日扱いになります。確実に元旦に届けたいのであれば、ポストに記載されている最終集荷時間よりも前に出すようにしましょう。

12月26日以降に差し出された年賀状は、1月1日以降に順次配達されます。

年賀状は遅くとも1月7日までに届くようにする

年賀状は、遅くとも1月7日までに届くように出しましょう。
「松の内」と呼ばれるお正月とされている期間が、1月1日から1月7日までであるのが理由です。

「松の内」とは、門松やしめ飾りなどのお正月飾りを飾る期間のことをいいます。終わる時期は地域によって異なり、関東では1月7日、関西では1月15日です。

しかし、1月8日以降に相手に届く場合は、年賀状ではなく寒中見舞いを送るのが適切です。年賀状の投函が遅れた場合は、7日を境にして年賀状と寒中見舞いのどちらを送るか決めましょう。

年が明けてから遅れて年賀状を出すときは、メッセージに1月1日を表す「元旦」や「元日」を記載するのは避けましょう。年賀状の返事をメールやSNSで返事するのもよいですが、相手によっては失礼にあたります。
目上の方や日ごろお世話になっている方から年賀状をもらった場合は、年賀状で返事しましょう。

送っていない人から年賀状が届いたら、1月7日までに届くように返事する

年賀状を送っていない人から年賀状が届いた場合は、1月7日までに届くよう返事しましょう。
可能であれば、年賀状を受け取ったその日に返事を出すのが理想的です。

三が日の間に相手に届くようであれば、年賀状を受け取ったため返事を書いた旨は記載しないほうがスマートな場合もあります。受け取った時期と出す時期に合わせて、臨機応変に対応しましょう。

受付期間中に年賀状を投函できなかった場合は寒中見舞いを送ろう

年賀状の投函が受付期間内に間に合わなかった場合は、寒中見舞いを送りましょう。ここでは、寒中見舞いを送る時期や書き方を解説します。

寒中見舞いを送る時期

寒中見舞いを送る時期は、松の内が明けた日から立春までとされています。
関東では1月7日以降2月3日まで、関西では1月15日以降2月3日までが寒中見舞いを送れる期間です。

2月3日までに届くように出す必要があるため、遅くとも1月末ごろまでには投函しましょう。

年賀状が遅れた場合以外に、喪中の方への新年のあいさつや、喪中に年賀状を受け取り返事を出す際にも寒中見舞いを用いるのが一般的です。

寒中見舞いの書き方

寒中見舞いで年賀状の返事を出す場合は、年賀はがきは使用せず、一般はがきで作成します。
文章の流れは、以下のとおりです。

  • 季節のあいさつ
  • 相手の体調を気遣う言葉
  • 年賀状のお礼と返事が遅れたことへのお詫び
  • 近況報告
  • 結びの言葉
  • 日付

年賀状で相手の近況や体調の報告があった場合は尋ねる内容は避け、相手の近況に対してコメントを入れるとよいでしょう。

【番外編】年賀状はいつから始まった?年賀状の歴史

お正月の慣例である年賀状。年始の挨拶を交わす大切なツールですが、いつから始まり、どのようにして根付いたのかを知る人は少ないのではないでしょうか。そこで番外編として、意外と知らない年賀状の歴史をご紹介します。

年賀状はどのように始まったのか

年賀状の始まりは諸説あり、奈良時代もしくは平安時代に始まったとされています。いずれにしても年賀状の歴史はとても古いものです。現在のように、はがきを送り合う形になるのはまだまだ先のことですが、一部の人々の間で手紙による年始の挨拶が交わされていたことが、当時の手紙文例集に記録されています。

江戸時代に入ると、社会経済の発展に伴い、庶民の間でも読み書きが必須になります。また寺子屋が爆発的に増えたことで識字率が上昇しました。当時の配送手段である飛脚制度が発達したことも重なり、手紙を交わす風習が庶民にも浸透していったのです。

寺子屋で使用されていた教材に、多くの年賀状の例文が含まれていたことからも、この時点で年賀状が普及する条件が整ってきたことは間違いないとされています。

現在の年賀状の形は明治時代から

日本における郵便はがきの誕生は1873年(明治6年)のことでした。
官製はがきの発売をきっかけに年始の挨拶をはがきで送る人が増え、年賀状を送る習慣が急速に広まったのです。明治20年頃には、元日の郵便局に「1月1日」の消印を求めて年賀状が殺到するようになり、郵便局は多忙を極めます。

対応策に試行錯誤を重ねた結果、年末の一定期間に出されたものを「1月1日」の消印で配達する「年賀郵便」の特別取扱が始まり、現在のような制度が確立しました。

1900年(明治33年)頃には私製はがきを使用して、完成度の高い絵はがきが作られるようになりました。これを機に各地で年賀状の交換会が生まれたりするなど、年賀状はより身近なものとして浸透していったのです。

お年玉付年賀はがきのはじまり

お年玉付年賀はがきがはじまったのは、1949年(昭和24年)12月からです。「お年玉付 郵便葉書等に関する法律」に基づいて行われた、新たな試みでした。

終戦後の通信が途絶えた状況の中で、年賀状が復活すれば相手の消息が分かるという発想からはじまりました。
お年玉がつくと夢があり、寄付金を加えれば社会福祉にもなるというアイデアから、年賀状にお年玉をつけるようになりました。

夢が詰まった年賀状は、最盛期には44億枚以上も発行されるほど人気になりました。

お年玉付年賀はがきの景品は、初回の特賞であるミシンを筆頭に、電気洗濯機や電子レンジなど、それぞれの時代の需要に合った品物が用意されています。近年は現金や電子マネーなどが主な景品です。

年賀状は余裕を持って準備しよう

年賀状をスムーズに作成するには、事前準備が重要なカギとなります。
余裕のあるスケジュールを組めば、送り忘れや発送が遅れることを防げます。この項目では、宛名やデザインを効率よく作成するコツを紹介します。

年賀状を送る時期までにできること

年賀状を送る時期までにあらかじめできることをやっておくと、作成するときにあせらなくて済みます。ここでは、年賀状を送る時期までにできることを紹介します。

送付先の宛名・住所リストを準備する

年末が近づくにつれ、仕事納めや大掃除、お正月の準備などで忙しくなってしまいますよね。 年賀状作成に時間をかけるのが難しい方は、忙しくなる前の時期に年賀状を送る相手のリスト作成を済ませておくのがおすすめです。

ただ、前もって準備するとしても前年の年賀状を誰からいただいたか、喪中のはがきが届いていないかなどを紙に書き出したりExcelにまとめたりするのは大変です。
しまうまプリントの無料宛名住所録サービスを利用すると、チェックボックスをクリックするだけで送受履歴を管理できます。

宛名住所録 送受履歴について

年末に慌てないようにするために、12月中旬頃までにはリスト準備を済ませておくとよいでしょう。

年賀状のデザインを決める

年賀状を送る相手は、家族や友人、ビジネス関係などさまざまです。送る相手に不向きなデザインを選んでしまわないように、あらかじめ相手別の方向性を決めておくとよいでしょう。

例えば家族や友人など親しい間柄の方への年賀状は、近況報告を兼ねた写真のデザインにする、ビジネス関係や恩師などへの年賀状は、オーソドックスな干支をモチーフにしたデザインにするなど、目的に沿ったデザインをイメージしておきます。

一見時間や手間のかかる作業に思えますが、しまうまプリントでは簡単にオリジナルのデザインを作ることができます。

ビジネスに適したフォーマルなデザインや、近しい方向けに適した、写真とイラストを組み合わせたデザインのテンプレートなど、用途に合わせて選べるデザインが豊富に揃っています。

今まではデザイン毎の注文が必要でしたが、新しく追加された機能「複数デザイン同時注文」を利用することで注文が一度で済み、複数のデザインの年賀状がまとめて届くようになりました。是非活用してみてください。

自分で印刷する場合はプリンターの状態を確認する

年賀状を自分で印刷する場合は、プリンターの動作とインク残量を確認しておきましょう。
普段あまりプリンターを使わない場合、使おうと思ったときにインクがでなくなったり、うまく印刷できなかったりすることはよくあることです。

いざ印刷しようと思ってからプリンターの不良やインク不足があると、思うとおりに年賀状が作成できず、元旦に届くように出せなくなるかもしれません。作成する際にあわてないよう、事前に確認しておくと安心です。

はがきのセット方法やプリンターの設定方法も確認しておくと、スムーズに印刷できます。

年賀状印刷サービスを活用すると作業や費用を効率化できる

手間やお金をできるだけかけずに年賀状を作成するには、年賀状印刷サービスを活用するのがおすすめです。ここでは、年賀状印刷サービスの便利な活用法やお得なキャンペーンを紹介します。

宛名印刷や投函代行などを活用する

年賀状作成を効率よく行いたいなら、年賀状印刷サービスの宛名印刷や投函代行を活用しましょう。

宛名印刷は、送付先を登録すると印刷してくれるサービスです。登録した住所は翌年以降もそのまま利用できるため、今後年賀状を準備する際の手間も省けます。

投函代行は、デザインと宛名を印刷後、年賀状印刷サービス会社が代わりに年賀状をポストに投函してくれるサービスです。
年賀状の引受(受付)期間前に注文しても、引受(受付)期間に入ってから投函してくれるため、出すタイミングを気にせずに作成できます。

これらのサービスは、パソコンからだけでなくアプリからも利用可能です。

しまうまプリントでは、宛名印刷と投函代行は無料で対応しています。
年賀状を注文するだけで、宛名を書く作業もポストへ投函する手間も省けます。注文から投函までをネット上で完結できるため、効率よく年賀状が作成できる方法です。

早割キャンペーンを利用してお得に注文する

多くの年賀状印刷サービスでは、早めに注文した場合に金額が安くなる早割キャンペーンを行っています。
10月上旬ごろからキャンペーンが始まるため、早めに注文しておくと年末年始に慌てずに済むうえ、お得に注文が可能です。

できるだけ早い時期に注文するのが一番お得ですが、段階的に割引率を下げて対応する場合も多くあるため、作成しようと思ったタイミングで価格を確認してみるとよいでしょう。

しまうまプリントでも早割キャンペーンを行っています。
早割キャンペーンは通常時と比べてかなりお得な料金で注文できるため、早めに年賀状を作成するのがおすすめです。

年末の慌ただしくなる前の空いた時間で、お得に年賀状を作成しましょう。

しまうまプリントの年賀状印刷の価格について

まとめ

年賀状の引受(受付)期間や、引受(受付)期間中に投函するためのポイントをご紹介しました。

年賀状は引受期間前に投函してしまうと年賀状として扱われません。引受期間中でも、12月25日までに投函しないと元旦に届けられなくなります。年賀状は、事前準備を行ったうえで、適切な期間に出せるよう作成を進めましょう。

とはいえ年末の慌ただしさの中で、年賀状作成を進めるのは大変だったり、準備が滞ってしまったりすることもあると思います。そんな時は、便利な年賀状印刷サービスにお任せするのもおすすめです。時間のかかる宛名書きやポスト投函までお任せにできるサービスを活用して、便利に高品質な年賀状を作成してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

しまうまプリント年賀状担当スタッフ

2010年に年賀状印刷サービスを開始以来、数多くのお客様に愛され、しまうまプリントの会員登録数は600万人を突破!年賀状に関するあらゆる情報をわかりやすくお届けします。

よくあるご質問

年賀状の投函受付開始はいつからですか?

年賀状の引受(受付)期間は、例年12月15日からとなっています。
それよりも早く投函すると相手に年賀状が年内に届いてしまいますので注意が必要です。
こちらの記事内で、年賀状の引受(受付)期間について詳しくご説明しています。

年賀状の引受(受付)期間に投函するためにはどんなことに気をつけたらいいですか?

・前もって送付先の住所録リストを準備しておく
・宛名印刷や投函代行などの代行サービスを活用する
・年賀状印刷の早割キャンペーンを活用して、お得に注文する
といったポイントがあります。

忙しい時期を避けたり便利なサービスを活用して、賢く年賀状作成しましょう。